〈目からウロコの健康術〉 生命を脅かすサイレント・キラー「高血圧」は生活習慣で改善! (3/3ページ)
では、高血圧をどう防ぐかを考えてみよう。塩分を摂りすぎた場合は、野菜食が大事。野菜に含まれるカリウムが大いに役立つといわれる。若い人は外食が多いと指摘されるが、外食で定食や丼ものを食べていると、野菜類がつい不足しがちになる。
厚労省の「健康日本21」が掲げる野菜摂取量の1日の目標値は350㌘以上。これに対し、’16年「国民健康・栄養調査」では、男性で約284㌘、女性で271㌘と足りていない。牛乳に含まれるカルシウムも、血管を広げて血圧を下げる作用があるとされるため、野菜不足を牛乳で補えないのだろうか。
「塩分のナトリウムと、野菜などに含まれるカリウムは、これを摂るとナトリウムが減る。ところが、血圧を下げるといわれるカルシウムやマグネシウムは、単品ではナトリウムと相関しないとの報告があるのです」(医療関係者)
マグネシウムも血管拡張などの作用が知られており、海藻やナッツ類などに多く含まれる。
ただ、「野菜の代わりにナッツ」「野菜の代わりに牛乳」と言った単品では、体内のナトリウム排出にはあまり役立たない。やはり、牛乳だけではなく、野菜も多く食べなければならないということだ。
「野菜は煮つけやおひたしなど、料理を工夫することで食べる量を増やすことが可能です。野菜の繊維質は、コレステロールを排出して動脈硬化を防ぐ作用もあります。肉類などを食べすぎると血管の壁にコレステロールがたまり、動脈硬化が促進され、脳梗塞、心筋梗塞などに繋がります。野菜はそれらを防ぐ作用もあるわけです」(管理栄養士)
他に、ストレスも血圧を上昇させる要因の1つ。気分転換などで上手にストレスを解消したいものだ。