舘ひろしは独立、神田正輝は大手と提携!?「石原プロ」57年の歴史に幕へ

日刊大衆

舘ひろしは独立、神田正輝は大手と提携!?「石原プロ」57年の歴史に幕へ

 昭和の映画スター、石原裕次郎さんが1963年に設立し、今年で57年目を迎える「石原プロモーション」(以下、石原プロ)。現在は、渡哲也(77)、舘ひろし(69)、神田正輝(68)といった大物俳優や、2000年に行われた「21世紀の石原裕次郎を探せ!」でグランプリを受賞した徳重聡(40)ら若手俳優が所属し、“石原軍団”として活躍している。

 芸能事務所でありながら、制作プロダクションも兼ね、ドラマ『大都会』(日本テレビ系)シリーズや、『西部警察』(テレビ朝日系)シリーズといった大ヒットドラマの制作も手がけた。また、地震など災害時に行われる超豪華な“炊き出し”でも有名だ。

 そんな老舗芸能事務所について、芸能プロ関係者はこう話すのだ。

「今年は石原裕次郎さんの33回忌です。毎年のように法要を行っていますが、このような大々的なイベント事は、今年が最後になると聞こえてきています。渡さんは以前から会社を畳みたいと公言していましたし、石原プロ会長で裕次郎さんの妻、まき子さんに対して“まき子さんに石原プロをお返ししたい”とも話しているといいます。まき子夫人も“そろそろ……”と、石原プロを畳むことを匂わせているという話も聞こえてきています」(芸能プロ関係者)

 石原プロに所属している俳優は、今後の活動に向けて準備を進めていると、前出の芸能プロ関係者は続ける。

■渡の健康面にも不安が…

「渡さんは“今年を区切りにお渡しする”と語っているといいます。ただ、石原プロには俳優だけでなく従業員もいるので、会社を整理するにはどれだけ早くても年内いっぱいかかるでしょう。石原プロの今後について、裕次郎さんの祥月である7月にも、何かしらの発表があるかもといわれています。渡さんは分かりませんが、舘さんは個人事務所を設立し、神田さんは大手事務所と業務提携するそうで、具体的な名前も出ています。また、『下町ロケット』(TBS系)で存在感を示した徳重聡は、俳優系が強い事務所への移籍が濃厚ということで、石原プロ所属俳優が同じ事務所へ一斉に移るということはなさそうです」(前出の芸能プロ関係者)

 石原プロ関連でいうと、2017年夏に小樽の「石原裕次郎記念館」が老朽化のため閉館している。

「同記念館の閉館日には、まき子夫人、舘さん、神田さんなど石原プロ関係者が駆けつけました。今後、改めてどこかに移転し、設立されるのではないかともいわれています。ただ、心配なのは、渡さんの体調です。昨年10月発売の『女性セブン』(小学館)も報じていますが、現在、渡さんは厳しい闘病生活を送っているようです。昨年9月には、毎年恒例の宝酒造“松竹梅”のCM撮影が行われましたが、本当は、外出時も酸素吸入器をはずせないような状態で、自宅療養を続けているといいます。ドラマや映画への出演も見送っているようですね……」(前同)

 昭和の芸能界を席巻した石原プロ。平成を経て、令和の始まりの新たな展開を日本中が注視している。

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