【祝☆100回記念】人気食べログレビュアー・さすらいの旅人氏が推す史上最高のお店とは?
出典:食べログ
2017年5月より第1弾の記事を公開し、その後定期的に更新を続け、今回遂に第100回目を迎える「さすらいの旅人」氏が、その節目に自身が推す史上最高のお店をご紹介!
同氏は、SNSなどで紹介してきたお店が1700店舗以上にも誇り(食べ歩いたお店は5000店舗以上)、その中での歴代No.1のお店とは?
「地球が滅びるとしたら、最後の晩餐にココを選びたい(笑)」と語る、至高の一店をとくとご覧ください☆
☆奴寿司
出典:食べログ
同氏が評価する食べログにて「4.8」を付けたのが、熊本県は天草市にある「奴寿司」で、多くの食通や芸能人が惚れ込む、最高峰かつ伝説のお寿司屋さん。
お店のレビューの前に、このお店の点数が「4.8」の理由を少し触れると、0.2点の減点はマイナス的な評価ではなく、今後同氏が訪れるお店に、ここを上回るお店があるかも知れない…そんな気持ちでの評価であり、食べ歩きの旅が終わりを告げた頃に、5.0に上方修正する可能性があるのだとか。
とにかく満点に近い評価を誇るこちらのお店は、倉本聰・筑紫哲也・サッカー元日本代表の中田英寿・ユーミンこと松任谷由実…など、こちらを訪問した著名人は数知れず、料理評論家の山本益博さんが、「日本で3本の指に入る伝説のお寿司屋さん」として紹介したことでも有名です。
言わずもがな、運と根気がないと予約が取れないわけですが、同氏もたまたま予約が取れて、本業の仕事の時間をズラしてでも行ったそうな(笑)
そんな気になる名店のメニューは…
・おまかせ(十二貫):6000円
・松(十二貫):4000円
・竹(八貫):3000円
・梅(八貫):2200円
となっており、夜は「夜のおまかせ(つまみ・十二貫):10,000円」のメニューがプラスされるようです。
せっかくなので、このランチでは1番上の「おまかせ(十二貫)」を注文すると、出てきたのは以下の12貫。
・ヒラメ
・イカ
・石鯛
・コハダ
・シマアジ
・キンメ
・ノドグロ
・アラ(クエ)
・車海老
・蒸しアワビ
・マグロトロステーキ
・ブリのハラミ
これらに、赤だし・デザートが付いてきます。
お寿司が出てくる前に、小皿にお醤油を入れて待っていると、大将が「うちのお寿司は、最後までお醤油は必要ないと思いますよ…」という耳を疑う一言に、まだその時は半信半疑でした。
以下、それぞれのネタのレビュー詳細をご覧ください。
◆ヒラメ
出典:食べログ
おまかせの先頭を飾ったのがヒラメで、その上には梅塩が添えられています。
熟成させたヒラメは、旨みが凝縮しており、サッパリした梅塩がとても合い、出だしから絶好調過ぎる滑り出し。
◆イカ
出典:食べログ
イカに添えられるのは、何と特製のウニ塩。
天草の天然ウニと天然塩を合わせ、ウニを塩漬けして、天日干ししてペースト状になったら、丹念にすり潰し、再び天日干しを繰り返し、ようやく出来上がるという手間入れよう。
サッパリしたイカと、濃厚なウニ塩との相性がいい、考えられた組み合わせです。
◆石鯛
出典:食べログ
石鯛に合わせるのは岩塩で、やや粒の大きな岩塩が、上品な白身の石鯛の甘さをより一層引き出しています。
「石鯛に岩塩」という発想に感心させられる一品。
◆コハダ
出典:食べログ
続いて出てきたのが光り物のコハダで、こちらには、昆布の芯の白板コンブを甘酢に漬けて、コハダの上に添えています。
絶妙に〆られたコハダに、甘酢の白板コンブが相まり、光り物の良さを最大級に感じるネタです。
◆シマアジ
出典:食べログ
新鮮なシマアジに切り身を入れて漬けにして、その上にはネギと柚子胡椒が添えられています。
シマアジの漬け具合も絶妙で、漬けにすることにより、本日初めて醤油を感じた瞬間。
やはりアジにはネギが合い、柚子胡椒がアクセントとなっている、こちらも計算されたお寿司☆
◆キンメ
出典:食べログ
キンメに合わせているのが刻みワサビ。
脂の乗ったキンメに、ワサビの爽快感が加わり、ネタの旨みを上手にシャリへと伝えています。
キンメに刻みワサビなんて、これまたもよく考えついたなと感心しきり。
◆ノドグロ
出典:食べログ
キンメに続き、ノドグロと高級魚のオンパレード。
長崎産のノドグロの皮の部分を、ほんの少しだけ炙り、こちらはネギポン酢を添えています。
シマアジにはネギ柚子胡椒、ノドグロにはネギポン酢…と使い分けるところが「さすが」なこだわり。
脂がノリノリのノドグロと、ネギポン酢の相性抜群なことは言うまでもありません。
◆アラ(クエ)
出典:食べログ
まだまだ続く、奴寿司の高級ネタ。
次に出てきたのは、一般的にはクエ、九州ではアラと呼ばれる、一匹20万円はする高級魚!
生魚で60センチくらいですが、稀に1メートル・20キロを超える大物も漁獲され話題にもなる魚。
天然物は漁獲量が少なく高級魚とされ、「クエを食ったら他の魚食えん」と言われるほど美味♪
皮の下に厚い皮下脂肪があるが味は、淡泊ながら旨みは極上。
そしてシャリとの間に、何とウニをサンドしているではありませんか!
そのウニの濃厚で上品な味わいが、アラの旨みをより引き立て、甘みが口に広がります。
◆車海老
出典:食べログ
多くの食通が思わず唸る、奴寿司のエース的な存在の車海老は、生や茹でて出すのではありません。
天然の車海老をほんの少しだけ火を通して、超レアに仕上げ、シャリに巻きつけた一貫!
「何だこれ、凄い、凄過ぎる!
これまで食べた海老の寿司の中では、間違いなく過去イチ☆
レアな車海老の甘みと旨みが「これでもか!」と味覚に訴える、珠玉の逸品にノックアウト寸前。
◆アワビ
出典:食べログ
絶品の車海老の次に出てきたのが、蒸しアワビ。
蒸すことにより、柔らかくなったアワビに合わせるのが、奴寿司特製の魚の風味の強いオリジナルのカラスミ塩。
アワビの深い味わいが、カラスミ塩により一層引き立てられ、まさに絶にして妙なお寿司に、もはや言葉を失いかける旨さ!
◆トロ
出典:食べログ
いよいよクライマックスに近づき、次に提供されたのが、マグロのトロを漬けにして、サッと炙ったトロステーキ☆
このトロステーキは漬け具合が絶妙で、炙ることにより、脂の甘さと、ネタの旨みを最高に引き出しています。
魚なのかお肉なのか、いずれにしても文字通り口にすると、あっという間にトロけてなくなり、それと共に旨みが口いっぱいに広がります。
◆ブリ
出典:食べログ
最後を飾るブリのハラミですが、こちらも少しだけ炙り、超レアに仕上げ、ニンニク風味に味付けしています。
脂の強いブリのハラミを炙ることにより、味を柔らかくして、その脂にほんのりとニンニクの風味が、上手にアシストしているという、考え抜かれた一貫。
究極の寿司の連続に、ご紹介し忘れたましたが、途中で出てきた赤だしもこれまた絶品!
食事の〆は、パンナコッタを和三盆で和風に仕上げたデザートでお口直しをしたら、絶品寿司おまかせ12貫の幕が下されました。
出典:食べログ
「そのままでも美味しいですよ!」と、お寿司屋さんではたまに言われることがあっても、醤油好きの同氏はこれまで、醤油を付けて食べてきました。
しかしながら、こちらのお店は本当に醤油はいらず、そのままの味で、天国にも上るような気持ちになります。
これ以上、賛辞の言葉は不要ですが、とにかく生きている間に一度だけでも食べてみてもらうことを、絶対におすすめしておきたい伝説のお寿司屋さんです☆
出典:食べログ
◆奴寿司
・場所:熊本県天草市東町76-1
・電話番号:0969-23-4055
・営業時間:ランチ/12:00~14:00
ディナー/18:00~21:00
※定休日:月曜(祝日の場合は翌火曜)
☆このお店のより詳しいレビューを見たい方はコチラから☆
「さすらいの旅人」氏が、現時点で地球上にて最も美味しいと感じているお寿司屋さんはいかがでしたか?
第100回を迎え、今後もさらなる魅力あるグルメをご紹介していきますので、引き続きお見逃しなく!
◆「さすらいの旅人」SNS
・ツイッター
・食べログ
・フェイスブック
・インスタグラム
◆「さすらいの旅人」特集