高良健吾「自分の命をどう使っていくかということを考える」自分を許す人間力 (2/3ページ)

日刊大衆

■“ちゃんばら=命”のやり取りの本当の姿を見せられたのでは

 そんな中で30歳を迎え、今回の『多十郎殉愛記』に声をかけていただきました。本格的時代劇で、殺陣をはじめ初挑戦のことも多かったんですが、何よりも半世紀以上、映画に命
を懸けてこられた中島貞夫監督が、20年ぶりにメガホンを取った作品に主演させていただけたことが、大きな刺激になりました。

 殺陣もひと月半、基本の練習だけをやり続けました。だから、本番30分前に殺陣の型をつけられても臨機応変に対応することができたし、結果、“ちゃんばら=命”のやり取りの本当の姿を見せられたのでは、と思っています。

 京都に1か月半滞在して撮影をしましたが、京都太秦撮影所のスタッフの方々の時代劇にかけるプライド、仕事への想いに感動しましたし、京都の街への愛着も湧いて撮影後は“多十郎ロス”になったほどでした。

 今回の現場では自分の中で、さっき話した“勢い”をコントロールしながらやらなきゃ……と考えて、準備して臨んだんですが、やっぱり出来上がったものを見て「もっと出来た
だろう」という思いがあります。「こうあるべきだ」という願望はあるものの、いきなり完璧にはできなかった、ということですよね。

 それは反省とか後悔というのではもちろんないですが、でも、そう思えたのは、とてもありがたいことだなと思いますね。正直、悔しい気持ちがありましたけど(笑)。

 いま31歳ですが、これからはひとつひとつを丁寧にこなしていきたいと思っています。20代までは本当に何をやってもいい。それで許される世の中であるべきで、知らないことが武器だと思っているんです。

 でも、これから30代後半、40代になったときのことを考えたら、やっぱりいろいろなことを知っていたほうがいいのでは、と思うんです。

 今まではいろんなことに挑戦させてもらえる環境にあって、実際にいろんなことをやらせてもらったけど、“これは大切だな”と思えることって、実はそんなに多くないことに気づきました。大切だと思えることを丁寧にこなしていけば、結果はついてくるものもたくさんあると思うんです。

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