死後4時間が経過したブタの脳の細胞機能を再び回復させることに成功(米研究) (2/3ページ)

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 それはちょうど心臓が血液を送り込むかのように、およそ37度の正常体温での脈動血流を再現したものだ(ちなみにBrainEXのExは、「生体外」を意味する「Ex Vivo」からとられた)。

 実験では、食肉用のブタ32頭から摘出した死後4時間経過した脳をBrainExに装着。6時間ほど保護液のかん流を行うと、未処理の脳と比べてはっきりとした違いが生じた。

 組織と細胞の構造が維持されており、細胞死が抑制されていることが確認されたのだ。

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Stefano G. Daniele&Zvonimir Vrselja; Sestan Laboratory; Yale School of Medicine

 さらにグリア細胞と血管が刺激に反応したり、代謝にあわせて自発的なシナプス活動が見られるなど、一部の分子機能と細胞機能が復活までしていたのである。・意識も回復したのか?
 一方、脳が通常通りに機能するために必要となる、秩序だった全体的な活動のサインは確認されなかった。つまり、実験の結果として、ブタの意識が回復したわけではないということだ。

 この点について研究チームは、全体的な活動の蘇生が研究目的ではなく、それが確認されれば直ちに研究を中止していたことを強調している。

 実際、万が一意識が生じてしまった際に、それを消すための麻酔と中止手順を用意したうえで実験は実施されていた。
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