【仏像の見分け方】仏像を見分けるにはファッションに注目!その1:如来

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【仏像の見分け方】仏像を見分けるにはファッションに注目!その1:如来

仏像には「如来」「菩薩」「明王」「天部」など大きく分けて四つの部に分けることができます。

それぞれを簡単に説明すると、「如来」とは悟りに至ったもの、「菩薩」とは悟りを開く前の修行中のもの、「明王」とは如来の化身、「天」はもともとインドの神や悪神として信仰されていたもの、ということになります。他にも、日本古来の神々が仏教と習合した「垂迹」や釈迦の弟子や高僧だった「羅漢・祖師」なども含められます。

仏像の衣装と髪型には、「如来」、「菩薩」、「明王」、「天部」それぞれに共通した特徴があります。

「例えば、「如来」は出家し、悟りを得た後の姿なので、布をシンプルにまとっているだけ。反対に「菩薩」は出家前の姿なので、装飾品を身に着けた貴族のいでたちです。明王は、大日如来の命令で救いがたい衆生を力ずくでも教化するため恐ろしい外見と憤怒相をしています。

天はルーツであるインドの神の影響から多面多臂や半人半獣など、如来や菩薩とは大きく異なる容貌をしています。このように、仏像の名前がわからなくても、容姿をみればある程度はどのような仏様かおおよそ判別することが可能になるわけです。

ここではそれぞれの仏像の見分け方を紹介します。

【如来】

「如来」はサンスクリット語でタダーカタといいます。「如」には真実という意味があり、「如来」で真実の世界から来たもの、つまり悟りの境地に達したもの、ということになります。

仏像は、仏教の開祖である釈迦の姿をビジュアルで分かりやすいようにしたものです。ですので、当初は釈迦如来のみでしたが、時代が下ると様々な如来が考え出されるようになります。「薬師如来」「多宝如来」などはそのような如来です。

初期の如来像の姿を伝える飛鳥大仏 wikipediaより

如来は俗世間からかけ離れた存在であるため、出家したものの姿、つまり装飾品がない質素な身なりで表されます。

「大衣」(だいえ)という法衣を上半身にまとい、下半身には「裙」(くん)もしくは「裳」(も)といわれる布を巻き付けています。頭髪は、「螺髪」(らほつ)という丸まった髪の毛で表現されています。大衣の着方には、両肩を覆う通肩と、右肩を出した偏袒右肩(へんけんうたん)とがあります。

如来以下の仏像については、次以降で詳しく見ていきます。

参考:水野 敬三郎『ミズノ先生の仏像のみかた』

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