鳴りやまない電話。見知らぬ人から「おめでとう!」の嵐。父親の誕生日に2人の息子が仕掛けたサプライズ(アメリカ)

カラパイア

鳴りやまない電話。見知らぬ人から「おめでとう!」の嵐。父親の誕生日に2人の息子が仕掛けたサプライズ(アメリカ)
鳴りやまない電話。見知らぬ人から「おめでとう!」の嵐。父親の誕生日に2人の息子が仕掛けたサプライズ(アメリカ)


 欧米では、誕生日や記念日などの、特別な日に「サプライズ(どっきり)」をするのが大好きな人が多い。

 する方もされる方も、予期せぬサプライズを受ければ、後に一生忘れられない大切な思い出となって心に刻まれていくだろう。

 今年3月、アメリカのある男性は、離れて暮らす息子2人から、とんだ誕生祝いをサプライズされることになった。

 しかもそれは、まさに言葉通りの予期せぬ方法で、だ。その結果、見知らぬ人から「おめでとう!」の電話が相次ぐ結果となったのである。
・息子2人が巨大ビルボードを使ってのサプライズ

 ニュージャージー州アトランティック郡リンウッドに住むクリス・フェリーさんは、3月16日に、62歳の誕生日を迎えた。

 クリスさんの誕生日を心に残る特別なものにしたいと考えたのは、フロリダ州に住む2人の息子だ。

 2人は、互いに2,000ドル(約224,000円)の費用を出し合い、レンタルしたビルボード(広告用掲示板)に、「誕生日おめでとう! 愛をこめて 息子2人より」と記載。だがメッセージだけではなかった。そこには・・・


 クリスさんの顔写真がドーン!さらにはクリスさんの電話番号がきっちりと記されていたのである。完全なる個人情報晒しだ。

 このボードは高速道路に向かって堂々と掲示されることとなり、大勢の人の目に触れることとなる。その結果・・・


・見知らぬ人からメッセージを受け取りびっくり!

 誕生日である男性の顔、更には電話番号が記載されているビルボードを見てしまったら、「おめでとう!」を言いたくてうずうずしてしまうのがアメリカン人間心理というものだ。

 昔なら通話一択だったが、今なら電話番号がわかれば簡単にメッセージを送ることが可能である。

 クリスさんに最初に誕生日を祝うメッセージをしたのは、ニックという男性だった。しかし、受信されたメッセージの電話番号には見覚えがないクリスさん。「誕生日おめでとう」と言ってくれる相手に首を傾げ、「誰? どうして私の電話番号を知っているんだい?」とメッセージを送ると、「ビルボードで見たよ。」と返信が。

 クリスさんはこの時、何が起きているのかまったくわからなかった。


・息子2人がSNSに投稿し、更に拡散、世界から「おめでとう!」の嵐!

 クリスさんの息子2人は、ビルボードの一件をSNSにも投稿。

 するとたちまち拡散し、クリスさんの携帯電話には、ニックさんを始めとしてアメリカは各州から、さらには、アイルランド、オーストラリア、ネパール、ルクセンブルグ、ケニア、フィリピン、グアテマラ共和国、インド洋に浮かぶ島などなど世界各地に住む見知らぬ人たちからの「誕生日おめでとう」メッセージやコールが、ひっきりなしに続いた。

 仕掛け人の息子たちでさえ、「ローカル・ジョークのつもりでやったのに、ここまで広まるとは」と驚いていたという。

 クリスさんはというと、看板のある場所まで出向き、ビルボードを背景に記念の自撮りをした。それが先のあの写真だ。


・息子の望み通り、忘れられない誕生日に

 クリスさんの電話には、誕生日を前後してお祝いの電話やメッセージが相次ぎ、携帯電話のメールボックスが溢れるほどになってしまった。

 たくさんの誕生日祝いの言葉を貰ったクリスさんは、ひとりひとりに返信をしようと試みたが、15,000件を超える数のメッセージが寄せられ、やむなく返信は断念。

 その代わり、携帯電話には「誕生日を祝うメッセージをくれてどうもありがとうございます。ご親切に感謝しています」というボイスメールを残し、見知らぬ人への感謝の気持ちを示した。


・息子2人の父への愛はビルボードよりも大きい?

 ド派手な演出でサプライズをし、父を驚かせた息子2人。だが、この行為は単なるイタズラ心などではないという

ただ、俺たちはオヤジが大好きだって言いたかったんだ。オヤジはいつだって、家族のことを思って、俺や兄貴のことを優先してくれる。俺はそんなオヤジを素晴らしい父親だと思っているんだ。

 と息子のマイクさんが語っているように、大きなビルボードに負けないくらい、息子2人の父への愛は深いのだ。

 クリスさんのこのビルボードは、4月6日まで掲示されたそうだ。

 今年は忘れられない誕生日を迎えたであろうクリスさん。電話が知らない人からのメッセージであふれ、いろいろ支障をきたしたに違いないのだが、不平不満を言わず素直に喜んでくれる懐の深い父親のようだ。

 そんな父親だとわかっているからこそ、深い愛情と絆で結ばれていたからこそ、実行に至ったどっきりなのだろう。きっとそう。

References:newyork.cbslocal / facebook/ written by Scarlet / edited by parumo
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