AI監視カメラから逃れたい?簡単な印刷物を1枚持っているだけでカメラの目から逃れることができる(ベルギー研究) (2/2ページ)
Generating adversarial patches against YOLOv2
・AIの盲点、ブラックボックス
研究者によれば、なぜこんなことでAIが人を認識できなくなるのかはっきりとはわからないそうだ。
ほとんどのAIの認識能力は、ニューラルネットワークに物体のサンプルを与え、それがきちんと対象を判断できるようになるまでパラメーターを調整することで完成される。
ところが、このパラメーターは数百万という膨大なものである。
そのため、AIの訓練を行なっている人にとってすらも、その中身はブラックボックス化しており、具体的にどのように物体を認識しているのかわからないのだ。

・さあ、いたちごっこの始まりだ
これによるセキュリティの穴は結構深刻だ。
今回、カラーの印刷物でAIをごまかせるという欠陥が明らかになった。だから、その印刷物を持っていても人であるとAIに教えることはできるだろう。
なのでこの動画が出回るころには既に対処されているはずだ。
しかし、ほかにも欠陥があるだろうことはまず間違いない。そしてAIがブラックボックスと化してしまっている以上、それらすべての欠陥を修正することは至難の技である。
AIを騙す方法はほかにもあるはずだ。
それが発見されれば修正される。だがまた別の欠陥が――。
さあ、いたちごっこのはじまりだ。
References:KU Leuven researchers make themselves invisible to AI cameras – KU Leuven News/ written by hiroching / edited by parumo