嫁の妊娠中に姪に夜這い!?浮世絵師・鈴木晴信の描いた春画「風流艶色真似ゑもん」の世界がけしからんw

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嫁の妊娠中に姪に夜這い!?浮世絵師・鈴木晴信の描いた春画「風流艶色真似ゑもん」の世界がけしからんw

「嫁が妊娠中に旦那が浮気をしていた!」なんて話は現代でもよく耳にすることですが、江戸時代でもわりと行われていたようで…。

江戸時代、浮世絵師として有名だった鈴木晴信(すずきはるのぶ)の代表的な春画の組物である「風流艶色真似ゑもん」には、ちゃんとそのことが描かれています。

風流艶色真似ゑもん

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組物とは、複数の浮世絵を一セットとしてまとめたもので、同組物には全部で二十四の図が描かれているのですが、そのうちの第四図に、妊娠中の旦那の浮気現場が描かれています。

これは、嫁が右手に燭台を持ち、左手で旦那の褌をつかんで浮気をした旦那と浮気相手の娘の仲を引き離そうとしているものなのですが、嫁が尚も強引に引きずり戻そうとしながら、

「あの子もあの子だ。明日は次郎様へ話くりよ。此の事が次郎様へ知れたら、なんと訳がたつものだ。エ、ここな性悪男め。ぬす人のひまはあれど、守り人のひまがない。腹のたつ」

と、悪態をつきます。

このセリフから考えると、浮気相手は、知り合いの次郎様の娘だと推測できます。どうやら嫁が妊娠したので、家事の手伝いに来たところ、妊婦の旦那と浮気してしまった。どうやら、そんなオチのようです。

この図にもう一度目をやると、亭主は褌を後ろから引っ張られ、無様な格好で振り返り、「これだ、を(お)がむ」とただただ許しを乞うばかり。嫁のひっぱる褌に絞めあげられて、こころなしか旦那の自慢の一物も萎えています。

一方娘のほうはあられもない姿を嫁に見とがめられて、恥ずかしさと申し訳なさで顔を袖で隠しながら、嫁の大声に堪えかねて、しばらく事の成り行きをうかがっていましたが、二人のあまりにも大きな声でのやり取りにたまりかねてか、

「もし、を(お)ばさん、みんなわたしがわるい。かんにんして下さんせ。隣あたりへ聞こゑ(へ)ます」

と、健気にも一人で責めを負うて、嫁の怒りを鎮めようとしています。娘が「を(お)ばさん」というからには、「次郎様」は単なる知り合いというだけではなく、親戚筋に当たることになります。ということはこの男は自分の姪に夜這いを仕掛けたということになります。

今では信じられない…。好きな女性の寝床に忍び込む「夜這い」とはどのようなものだったのか?

このような、現実に起きてしまったら大変そうな場面もユーモラスに描いてしまうのも、春画を「笑絵(わらいえ)」と称し、性にまつわる事象を「笑うべきもの」とみていた江戸っ子たちの感覚ならではのもの。

このようにして江戸時代の庶民は、性生活を「身近なもの」としておおらかにとらえていたようです。

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