弥生時代から令和まで。アメリカの湿地帯で樹齢2624歳の木が発見される (2/4ページ)

調査チームはこれまで手付かずだった湿地帯で、サンプリング調査を実施。木への負担が軽いサンプル採取器具を用いて中心部までを採取し、その年輪の数を数えるのだ。
木の中には心腐れで内部が空洞となり、樹齢がわかりにくいものもある。そこで中がきちんとしていそうな木を選んでサンプリングが進められた。
・バビロニア王国やクレオパトラの時代より生きる木
調査の結果、「BLK227」と名付けられた木は、少なくとも樹齢2624年であることが判明した。
紀元前605年に芽吹いたわけで、ローマ帝国よりも古い。じつにバビロニアのネブカドネザル2世が王位に就いた年のことだ。日本だと弥生時代ぐらいだ。
さらにもう1本、「BLK232」という木は樹齢2088年であった。
芽吹いたのは紀元前70年――絶世の美女として知られる古代エジプトの女王クレオパトラが生まれた頃のことである。

シュターレ氏によれば、ラクウショウは薪として伐採されてしまうために、こうした古いものは非常に珍しいのだとか。
「オリジナルのラクウショウの森で生き残っているのは、1パーセント未満です。」

・2500年間の気候の記憶とロアノーク植民地のミステリー
ラクウショウの森が研究者の関心を集めているのは、ただその古さだけのためではない。