「儲けることができないヤツはアホで低能」 47年前のベストセラービジネス書は内容も刺激的だった (2/2ページ)

新刊JP

儲けたいならば、お金を持っている女性をターゲットとすべき、ということなのだ。

ただ、女性用品は儲けやすいとはいえ、扱うにはある程度の才能が必要。そこで出てくるのがもう一つの商品「口」である。「口に入れるものを取り扱う商品」――いうなれば「グルメ」だろうか。藤田は、凡人でも、凡人以下の才能しかない人でもできる商売だと言う。
なぜか。それは口に入ったものは、必ず消化され、時間が経てば廃棄物になる。そしてまた新しく食べるものが必要になる。「こんな商品ほかには存在しない」と藤田は述べる。

とはいっても、口に入れる商品は、女性用品ほどたやすく儲けることはむずかしい。というところで、第一の商品が「女性用品」、第二の商品が「口に入れる商品」となっているようだ。

■ユダヤ人は自信のある商品を「まけない」

ユダヤ商人たちの特徴をもう一つ。
彼らは自信のある品物を決してまけることはない。この商品を高く売ることがいかに正当であるかをあらゆる資料を用いて説明しようとする。そして、高く売るためのデータ・資料を送り付け、「これで消費者を教育しなさい」と言うのだ。

商品をまけなければ、もちろん利益は大きくなる。
商品に対する自信、それが日本人には少ないのかもしれない。

藤田の半生を挟みつつ、ユダヤ商人たちの商売哲学がつづられている本書。「働くために食うな、食うために働け」「百点満点で60点とれば合格」といった考え方や、「金儲けのできん奴はアホで低能や」「金を持っても、デカイ面するな」といった藤田の厳しい語録も収録されており、とことん刺激的である。

この世の原理原則はそう変わりはしない。多くの経営者に影響を与え続ける実業家の言葉は、ビジネスで成功をしたい人にとって参考になる部分がたくさんあるはずだ。

(新刊JP編集部)

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