天才テリー伊藤対談「PANTA」(3)車の話をしだすと止まらなくなるね

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天才テリー伊藤対談「PANTA」(3)車の話をしだすと止まらなくなるね

PANTA テリーさん、車が大好きでしょう。俺も昔から大好きでね。

テリー お、何に乗っているんですか。

PANTA ロールスロイスに10年乗って、ベントレーにも10年乗って。あと、今バラバラになっているんですけれど、ロータス・エランのシリーズ3。

テリー あららら、それはすごいな。

PANTA マセラティも3台。赤・白にザガート。

テリー ザガートか、イタリアの特別なやつだ。

PANTA おもしろい話があってね、PANTAっていうのは、17歳ぐらいの時のフーテン仲間の中のあだ名だったんですよ。恐らくパンタグラフとかパンタロンとか、そういうところから来ていたと思うんだけどね。

テリー へえ。

PANTA でも、俺自身はニックネームがそのまま芸名になっちゃったのが本当に嫌だった。だから30歳になった時、それを機会にこの名前を何かカッコいいのに変えたいなと思っていたんですよ。そしたら、そのタイミングでドゥカティが「レーシングパンタ」っていうモデルを出してきたんですよ。それを聞いたら、いてもたってもいられなくなって、さっそく輸入された1台をスタジオに持ってきてもらって、そのままアルバム(PANTA&HAL「1980X」)のジャケット写真にしちゃったんです。そうなると、もう名前も変えられなくなって(苦笑)。

テリー それ、すごく高かったでしょう。

PANTA その時は撮影のために借りただけなんですけど、やっぱりあとで買いました。それとは別にカワサキをベースに「スコルピオパンタ」というモデルを自分で作りました。それをモーターショーに出品してみたら話題を呼んでプラモデルにもなったんです。もう、うれしくてね。

テリー すごいなァ。僕は今、シトロエン2CVに乗っていますよ。

PANTA ええっ、そうなんだ。俺も3台乗りました。いい車ですね。

テリー 車といえば、最近こんなことがあって。あるお店から「実はトヨタ2000GTの出物があるんですけど、買いませんか。値段がちょっと下がってきていまして、6400万円なんですよ」って。

PANTA 安いじゃないですか!

テリー PANTAさん、1億円ぐらいが相場だと思っているでしょう? ダマされちゃダメですよ。海外のオークションでは1億円以上で落札、みたいな情報を意識的に流すことで、みんなに「トヨタ2000GTの価格は1億円」と思わせているんですって。他のお店に聞いてみたら、「今は下手すると5000万円切るくらいだから、それ絶対ふっかけられているよ」って。

PANTA へえ、そうなんだ。

テリー ハナから買う気はなかったんだけど、興味のあるそぶりをしていたら試乗させてくれてね。そこで断ったら、あとでまた電話かかってきて「値段が下がりました」って(笑)。

PANTA 下がったら買ったほうがいいのに。

テリー いやいや、たぶんオリンピックが終わる頃には、3000万円ぐらいに落ちると思うんです。

PANTA フフフ、そうだろうね。しかし、車の話をしだすと止まらないな。まだまだ、もっとマニアックな話をしたいけど、アサ芸の読者を置いてけぼりにしちゃいそうだから、この辺で(笑)。

「天才テリー伊藤対談「PANTA」(3)車の話をしだすと止まらなくなるね」のページです。デイリーニュースオンラインは、PANTA週刊アサヒ芸能 2019年 5/23号トヨタ自動車テリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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