83歳の小学校の用務員さんが退職。学校側が開催した感動のサプライズパーティー。彼はこの日王様となった。
5月17日、アメリカのジョージア州キャロルトンのとある小学校で、素敵なサプライズ・パーティーが行われた。
この学校で長年用務員として勤めた83歳のジョン・ロケットさんが退職するにあたって、学校側や生徒たちは、彼のこれまでの貢献を称え、一生の思い出に残る日を作りたいと考えた。
この日、学校側は冠とマントを用意、彼を「王様」としてパーティーに招待したのである。これにはジョンさんもびっくり。感動のあまり涙を流して喜んだ。
・体調不良のため、今期いっぱいで退職を決めたジョンさん
ジョンさんは長年建設業に携わった後、ジョージア州キャロル郡学区の専属管理人として12年にわたり在籍し、過去6年間はキャロルトンにあるスタンドヒル小学校で用務員として勤めてきた。
学校のスタッフや生徒たちは、ジョンさんのことを“Mr. John(ミスター・ジョン)”と呼び、慕った。
子供たちが大好きで、用務員としての仕事に生きがいを感じてきたジョンさんだったが、去年12月に体調を崩してしまった。
カーラ・メイグス校長は、高齢のジョンさんの健康を心配し、リタイアすることを勧めたが、ジョンさんは「せめて最終学期まで働かせてほしい」と申し出て、5月24日が勤務最終日となった。
Students say goodbye to 83-year-old beloved custodian
・「王様」としてサプライズ・パーティーに招待される
ジョンさんのリタイア日の1週間早い5月17日、学校内でサプライズ・パーティーが行われた。
このパーティーには、結婚して25年になるジョンさんの妻アニーさんも協力。
当日、何も知らされていなかったジョンさんは、王様のようにマントと王冠を被せられ「Mr. John Day」と名付けられたパーティーに招待された。もちろん、このマントと王冠は学校側からのプレゼントだ。
ジョンさんは、自分のリタイアをこんなふうに祝ってくれる学校側の愛と思いやりに感極まり、号泣。涙を拭いながら、生徒たちやスタッフが出迎えてくれる廊下を歩いた。
685人の生徒たちは、これまでのジョンさんに感謝の気持ちを表そうと、手紙やカード、絵などを思い思いにジョンさんが持つバスケットの中に入れていった。
かごがそれぞれの生徒たちの思いやりで満たされると、ジョンさんは再び涙ぐんだ。
Children make 83-year-old janitor 'king' for a day
本当にびっくりしたよ。感動して涙が出てしまった。ちゃんと廊下を歩けるかなと心配してしまうほどだった。
この学校は私にとって、とても特別で、子供たちやスタッフは家族のようだった。子供も先生たちもみんな大好きだった。ここで仕事ができたことは、大きく意味のあることだったよ。
若い頃にできなかったことがたくさんあったから、自分の人生を意味あるものにするために、自分の道を見つけなきゃならなかった。
それで、良い管理人になることを自分の仕事としようと決めたんだよ。子供たち全員をヒーローにしたかったっていうのもあるしね。
長年にわたり貢献してくれたジョンさんのことをカーラ校長は次のように語った。
最愛の管理人の貢献を称えるのは、とても大切なことです。彼は、多くの生徒たちの良きロールモデルでした。
ジョンさんという人物は、他人に仕えて尽くすためにこの地球上に与えられた勤勉な人間の典型といっていいでしょう。
彼はとても慎み深く、仕事にとても献身的でした。彼の勤労をねぎらうには完璧なリタイアパーティーとなったことを、非常に嬉しく思っています。
たくさんのハグと涙、そして大きな拍手で素晴らしい成功を収めた「Mr. Johns Day」。
ジョンさんは、一生の思い出に残る最高のギフトを学校側から貰った。退職後は、孫やひ孫たちと一緒に過ごす時間を楽しみたいと話している。
References:goodmorningamerica/ written by Scarlet / edited by parumo