桃太郎といえば岡山県…じゃなかった!?山梨県大月市に伝わる桃太郎伝説とは? (2/4ページ)
桃太郎伝承はいつから?
物語としての成立年代は正確には分かっていません。口承文学として室町時代末期から江戸初期に確立し、その後は草双紙(絵入りの娯楽本)などの読み物として定着していきました。現存最古の文献は享保8年の『もゝ太郎』とされています。
岡山から東北まで全国各地で同じような伝説が語られており、どこが発祥かははっきりとは判明していません。
大月の桃太郎伝説さて話は戻り、大月市。
ここの桃太郎伝説は「お婆さんが〈桂川〉で洗濯をしていると、桃がなることで知られている桃倉山(現在の百蔵山)から大きな桃が流れてきた。お婆さんが桃を持ち帰ると中から男の子が生まれ、その子を桃太郎と名付けた(お婆さん・お爺さんが桃倉山の巨大な桃を持ち帰って開けたら桃太郎が生まれ、二人は桃を食べたら若返ったというバリエーションもあります)。
成長した桃太郎は、岩殿山に住む悪い鬼を退治に出かけ、途中で犬と雉と猿を家来にして鬼を退治し、かくして里に平和が戻った」というもの。
現在も犬の出た所が「犬目」、きじの出た所が「鳥沢」、猿の出た所が「猿橋」という地名として残っています。
地名になっているとなんだか説得力がありますねー。
他にも赤鬼が住んでいたといわれる「鬼の隠れ岩」(正式名:新宮洞窟)という巨大な岩窟や、鬼を斬りつけたときに血が滴ったとされる「鬼の血」、鬼が桃太郎一行に投げつけた石柱の「鬼の杖」などなど、たくさんの由来や地名が残っています。ちなみに石が刺さった時、地面が大きく揺れたのでこの辺りを石動(いしどう)と呼ぶそうです。
「鬼の隠れ岩」は岩殿山の登山口にあります。