マイケル・ジャクソンを見ると怖くて失神? 23歳女性が告白、世にも奇妙な「限局性恐怖症」とは (2/3ページ)

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 変わった恐怖症で苦しみ人の希望になればと、ポピーさんは同記事の取材に応じたという。こうした恐怖症に苦しむ人は他にもいるのだろうか。

 医学事典「MSDマニュアル」のプロフェッショナル版によると、ポピーさんのような症例は、 “限局性恐怖症”と呼ばれるそうだ。限局性恐怖症は他人には不可解な理由から、特定のあるものに対して心理学的、もしくは過呼吸やパニック発作など生理学的に異常な反応を起こす精神疾患の一種と言われている。対象となるものはポピーさんのように特定の人物から暗所、注射、血液などさまざまだ。また、特異的恐怖症は、幼児期のトラウマが要因となる人が多いそうだ。

 また同事典ではアメリカ精神医学会の調査内容も紹介。13歳未満の有病率は約5%で、13〜17歳は16%。年齢の高い人の有病率は低く、3〜5%とされているという。また、男女比はおおむね2:1で、男性の方が高い確率で罹患するという。ただし、動物や自然恐怖、状況の特異的恐怖症は女性に多いとのことだ。

 現在、特異的恐怖症の治療はカンセリングが主で、薬物療法で症状が緩和する人も一部存在するようだ。ただし、基本的には薬物療法はカウンセリングで効果がなかった人に行われるものだという。

 日常生活に支障をきたすほどの恐怖を感じ、体に異変が起こるのは、当人とってはつらいことだろう。ポピーさんのように、世界的スターなど身近な存在が対象物になってしまうとなると、その苦悩は計り知れない。
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