通常のエナジードリンクは、あとひと頑張りしたい時に飲むもの。しかしこの『EAGLE ENERGY（イーグルエナジー）エナジードリンク/ライチスーパーミント/ブルーベリースーパーミント』はカフェイン（ガラナエキス）や高麗人参などの元気成分を水蒸気にして吸い込むタイプのカナダ生まれで世界で1億本売れている新感覚デバイス。どんな感じなのか、試してみたい。

■エナジードリンク味のVAPEは珍しくないが、「イーグルエナジー」は「吸うエナドリ」。カフェイン（ガラナエキス由来）、高麗人参エキスなどを糖質＆ニコチンゼロで吸う！
株式会社イーグルエナジー・ジャパン（東京都千代田区）の『EAGLE ENERGY（イーグルエナジー）エナジードリンク/ライチスーパーミント/ブルーベリースーパーミント』（11.9×1.4×1.3cm/ 8.1g・希望小売価格 税込1,580円・2019年5月15日発売）は、”吸うエナジードリンク”として話題だが、その構造はVAPE（電子タバコ）デバイスとほぼ同じだ。

だがコンセプトはあくまでカフェインミストサプリ。内部に仕込まれたカフェインたっぷりのガラナエキス、高麗人参エキス、ビタミンB12などの天然元気成分を蒸気にして吸い込むタイプのデバイスだ。もちろん日本で流通している電子タバコ（VAPE）同様、ニコチン・タールは含まれていない（※ニコチンを含むアイコス、グロー、プルームなどは加熱式タバコ）。


従来もVAPEリキッドにはカフェインが含まれていたり、ビタミンが含まれているものは存在したが、『EAGLE ENERGY（イーグルエナジー）エナジードリンク/ライチスーパーミント/ブルーベリースーパーミント』は、むしろその含まれているカフェインなどが主役。もちろんミストなので、糖質もカロリーもゼロである。
吸い込み時に先端が光るギミック

一本につき約400回吸引可能な使い捨てタイプで、10〜20回の吸引でコーヒーやエナジードリンクと同じ程度の刺激を得られるという。


実際問題としては、蒸気化して吸入してどの程度の吸収率があるのかは、議論を待たなくてはならないところだが、少なからず気分は上がるのではないだろうか。今回3種類のフレーバーを入手したので、順にレポートしていこう。


■エナドリ特有のハニーな風味が特徴
『EAGLE ENERGY エナジードリンク』

もともとのエナジードリンクの味わい、ハニー＆レモン＆怪しい何かみたいな味わいをうまく再現したのがこのブルーのボディーの『EAGLE ENERGY エナジードリンク』。実際に吸ってみると、ふんわりとした印象の甘い蒸気が立ち上る。ただメンソール味ではないので、のどに対するキック感などもなく、優しい印象。
タバコではありません
これでバリッと目覚めるかというと、記者は実感できなかった。味わいとしても少々薄めに感じる。心配だった高麗人参の味は感じない。普通にふんわりとした蒸気を楽しむVAPEといった感じ。


■ライチ風味の強力ミントで目が覚める！
『EAGLE ENERGY ライチスーパーミント』

こちらは南国気分高めのライチの風味とともにガツンとしたメンソール感で、目を覚まさせる『EAGLE ENERGY ライチスーパーミント』。刺激少なめの『EAGLE ENERGY エナジードリンク』で油断していたので、びっくりした。

ライチ味などの南国系はVAPEリキッドでも美味しいことが多いので、これは美味しいミスト。目は覚めたが、ミントの清涼感のためだと思う。


■美味しいベリー系ミストでリフレッシュ
『EAGLE ENERGY ブルーベリースーパーミント』

今回爽やかな味わいで一番美味しく感じたのが、大理石風テクスチャー入りボディの『EAGLE ENERGY ブルーベリースーパーミント』。これもミントで目覚めるが、そのあとに甘さがふんわりやってくる。しかしそれが決して甘すぎないところが、続けて吸いやすい。


ドライブや勉強中、仕事中、眠くなったらひと吸いするのに良いと思った。カフェインを摂った感はよくわからないが、清涼感によるリフレッシュはしっかり可能だ。エナジードリンクばかり飲んでいると、高カロリー・高糖質がゆえに問題が出る、水物を飲みすぎるとトイレが近くなるという問題は、この『EAGLE ENERGY』にはないのがいい。


ちなみにこうしたVAPEデバイスなどは、ニコチン・タールなどを含まないのだが、18歳未満には推奨されないのが現状だ。なぜかというと、この蒸気を吸うという行為が、将来的に喫煙に結びつくという可能性を憂慮してのことらしい。


入手は公式サイトやビックカメラ、サンドラッグ、ユニリビング、ヴィレッジヴァンガードなどで可能だ。