レジ袋にとても恥ずかしい文言を印刷し、顧客にエコバッグ持参を促すスーパーの試み(カナダ)
Facebook/East West Market
プラスチックゴミが深刻な環境汚染を招いているのは周知の事実である。世界各国では「脱プラスチック」が掲げられ様々な取り組みが行われている。
スーパーやコンビニなどで使用されるレジ袋(ビニール袋)もその対象に含まれている。ビニール袋の代金を請求したり、ビニール袋そのものを廃止するといった動きがある中、カナダのとあるスーパーでは、ちょっとユニークなアイデアでレジ袋削減に取り組んでいる。
それはレジ袋に、とても恥ずかしい文言をプリントするというもの。これを持っているのを見られたら、気まずい思いをすること請け合いだ。
・レジ袋を極力減らしたいスーパーの試み
カナダ・リティッシュコロンビア州バンクーバーにあるスーパー「イーストウエストマーケット」は、グルメ商品や地元産の商品を専門とする独立した食料品店で、1996年にオープンして以来、地域奉仕に尽力してきた。
同スーパーは、使い捨てのプラスチック製品が環境に与える影響を懸念しており、全ての使い捨てプラスチック製品の必需性を減らすことを望んでいる。
基本的に顧客の多くは再利用可能なエコバッグを持参するのだが、中には忘れてきてしまう人もいる。その場合、レジ袋を1枚につき5セント(約4円)で販売しているのだが、金額が安いこともあり、レジ袋を購入することを何とも思っていない人もいる。
そこで、スーパー側は、エコバッグを忘れて買い物に来る顧客を減らすため、誰かに見られたら恥ずかしい思いをするであろう文字が印字された使い捨てレジ袋を販売することにした。
・レジ袋に恥ずかしい文言をプリント
その文言とは以下のようなものだ。
ヤバいアダルトビデオショップ

腸活協同組合

いぼ軟膏卸売り

なかなかにインパクトのある文言とロゴデザインで普段レジ袋に何が書かれてあるかなど気にすることがない人でも、チラチラ見てしまうかもしれない。
・誰もがレジ袋を使わなくなる世の中に
経営者のデイヴィッド・リーさんは、次のように話している。
非常に多くの人が、再利用可能な袋(エコバッグ)を所有しているにも関わらず、買い物時に持ってくるのを忘れてしまうという人も多いのです。
エコバッグを忘れると大変なことになるということを認識してもらうため、この恥ずかしい文字が書かれた袋を配給することにしました。
もしエコバッグを忘れて買い物に来た場合、この恥ずかしい文言が描かれたレジ袋も1枚5セント(約4円)で購入しなければならない。
当分の間このレジ袋は配給される予定だそうだが、誰もこの袋を持たなくなることを店側は願っている。
なお、世界では今でも毎分100万枚以上の使い捨てレジ袋が使用されていると言われている。また、世界21カ国の海で取れた塩を使った食卓塩を調査したところ、その90%からマイクロプラスチックが検出されたというニュースは世間をざわつかせた。
・そして日本も...8か国の人の便からマイクロプラスチックが検出される : カラパイア
日本は世界有数のプラスチック消費国と言われている。様々な商品がプラスチック(ビニール)で個別包装され、プラスチック製のストローが更にプラスチック袋に入れられているなどの過剰包装が、世界的な「脱プラスチック」運動に遅れを取っているとする声が海外から上がっているのも事実だ。
インスタグラムには日本の過剰包装を紹介していくアカウント「plasticobsessedjapan」もある。
この投稿をInstagramで見るPlasticObsessedJapanさん(@plasticobsessedjapan)がシェアした投稿 - 2019年 5月月8日午前4時21分PDT
とは言え日本の場合、我々消費者がどんなに気を付けようと思っても、手に届く前の段階で既にプラスチックが大量に使用されているのが実情だ。
企業や小売り側が「脱プラスチック」対策を行うことが先で、その為の法整備が必要となってくるだろう。
ちなみに6月9日、日清食品では、世界的な「脱プラスチック」製品の動きを受けて、カップヌードル容器に植物性プラスチック切り替えると発表した。まず国内で販売する主力の「カップヌードル」で2021年度までに導入し、数年内に非石油資源の素材の使用量を97%に高めるという。
References:This Vancouver market is handing out embarrassing plastic bags to customers/ written by Scarlet / edited by parumo