歴代総理の胆力「松方正義」(2)“子作り名手”15男7女説 (2/2ページ)
“実数”は正妻・満佐子と愛妾合わせて15男7女説と13男6女説があるが、多すぎて収拾がつかず、晩年には子を孫として届け出もしていたのである。
こうした子孫の中に、のちに国立西洋美術館(東京・上野)のもととなる「松方コレクション」を収集して知られた松方幸次郎、正真正銘の孫として、かつての米国ライシャワー駐日大使夫人・ハルがいる。
■松方正義の略歴
天保6年(1835)3月23日鹿児島県城下の生まれ。伊藤、黒田内閣で蔵相。56歳で、蔵相兼務の第一次松方内閣を組織。自らの内閣総辞職後の第2次山県内閣でも蔵相を務める。大正13年(1924)7月2日、89歳で死去。国葬。
総理大臣歴:第4代1891年5月6日~1892年8月8日、第6代1896年9月18日~1898年1月12日
小林吉弥(こばやし・きちや)政治評論家。昭和16年(1941)8月26日、東京都生まれ。永田町取材歴50年を通じて抜群の確度を誇る政局分析や選挙分析には定評がある。田中角栄人物研究の第一人者で、著書多数。