パスワード多すぎて覚えらえない問題を解決するデバイスの発売 (2/4ページ)
記憶力に頼ってパスワードを暗記できる限界数は超えてます。
その悩みは確実にIT企業も理解してます。chromeの自動入力は便利ですし、クラウドで管理される有償サービスもいろいろあります。メーカーPCならパスワード管理ソフトがインストール済かもしれません。スマホもしかりです。chromeの自動入力は便利ですが、その仕組みは理解してません。どこに保存されているのかも知りません。知らない間に勝手に便利にしてくれました。そういう感覚の人も多いのではないでしょうか。
最近Appleからシングルサインオン機能「Sign In with Apple」がアナウンスされました。ソーシャルログインと同様に、覚えるパスワードの数を減らす方向の技術だと思いますが、なぜそういう仕組みが必要になったのかと考えると、結局のところ多すぎるパスワードが個人では管理する術がなかったという事情から来ているのではないでしょうか。小中学校のIT教育で1つのパスワードを使いまわししないように、インターネットに個人情報を安易に載せないように、と習ったはずですが、パスワードをクラウドサービス上で管理集約する方向にIT企業自身が、セキュリティ関連企業ほど推奨しているのはなんとも皮肉なことです。単に自社サービスの囲い込みを行いたいだけではないかと勘ぐってしまいます。そういえば、マイナンバー導入時に国民総背番号制だと反対意見も多かった記憶がありますが、クラウドサービスにアカウントを一元集約するのも同じ論理で反対なのでしょうか。それとも反対するよりもサービスの利便性が勝ると感じているのでしょうか。アカウント管理のアプリやクラウドサービスの利便性は魅力ですし、IT機器を使用する上で使い勝手というのはとても重要なことです。しかし、多くのパスワードを個人が自分で管理できるならもっと違った解決方法があったはずです。
ブランド企業の便利なサービスなら安心して使えるという人も多くいる一方で、なんだかわからないうちに使わされている怖さを感じている人も多くいるでしょう。そういう人は、どこかにとんでもない落とし穴があるのではないかと不安になります。