背が高い人の視界ってどんな感じ?背が低い人が高い視界を得ることができるメガネ「ペリスコープ(潜望鏡)」が誕生
Dominic Wilcox
イギリス・ロンドンを拠点に活動する英国人クリエイター、ドミニク・ウィルコックス氏は、子遊び心を生かした数々の発明品を手がけてきた。
そんな彼が今回発明したのは、ペリスコープ(潜望鏡)メガネだ。
これを装着すれば、身長の低い人でも、+30.5センチ視界がアップ。身長が高い人のような目線で見ることができるという。
リアル”上から目線“ってやつを味わうことができるのだ。
・30.5cm上の視界を手に入れられる面白メガネ
ウィルコックス氏が発明したペリスコープメガネは、「ワンフット・トーラー(One Foot Taller)」と言う。その名の通りこの眼鏡を使用すると自身の身長よりOne Foot分、つまり30.5cmほど高い視界が手に入る。

Dominic Wilcox
ワンフット・トーラーは、反射鏡を利用して視点の位置を変えるペリスコープ(潜望鏡)の原理を利用したもので、1枚の鏡面アクリルから作られている。
着用者の目の前にある小さい鏡は、大きい鏡へ向けて正確な角度とされる45℃上向きに配置されており、目に向かって光を反射させている。

Dominic Wilcox
・小柄の女性がステージを見るのに苦労していたことに着想を得る
ウィルコックス氏はロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学んだ後、アート、デザイン、クラフト、テクノロジーといった様々な分野において驚くような発明品を作り上げている。
彼は音楽ライブを見に行った時にこのアイディアを思いついたという
小柄な女性が、ステージのバンドを見るのに苦労していたのです。彼女は、聞こえる音楽に合わせて踊ってはいましたが、目の前に背が高い客がいるために演奏を見ることができなかったのです。
その姿を見たことがきっかけで、背が低い人のために6フィート(約183cm)以上の障害物を超えて見ることができる物をデザインしようと思い立ったのです。
ウィルコックス氏はこう続ける。
ライブハウスだけでなく映画館でも活用できますし、このメガネがあればつま先立ちになる必要も、首を思いっきり伸ばす必要もないのです。
自分の身長より高い視野の中心に、長方形を見ることができるんです。ちょっとしたアナログAR(各超現実)機器ですよ
ウィルコックス氏は、試行錯誤して5回ほど実験を行い、1週間かけてメガネを完成させたそうだ。1枚のシートから、非常に珍しい機能的なオブジェクトが出来上がるのを楽しみながら作ったと話している。

Dominic Wilcox
このメガネは、今年5月初めにロンドンで開催された世界で最高のクラフト、創造性、文化を祝うイベント「D&AD Festival」でも展示された。
背が高い人でも更なる高みのビジョンを手に入れることができるこのメガネ。商品化が待たれるところだが、まだ一般販売には至っていない。

Dominic Wilcox
・このメガネに関するSNSユーザーの反応は…
ユニークな発想で生まれたこのメガネについて、フェイスブックでは次のような声があがっている。
・私のような背が低い人にとっては、この発明品はありがたいわ。
・コンサートで、多くの人がこの眼鏡をかけているところを見てみたい!
・大きな耳がなければこの眼鏡をかけるのはちょっと難しそう…・
・冷蔵庫の上を見る時にも便利だろうね。
・素晴らしいアイデアだけど、あまり実用的ではないような…。
・私の身長を高くしてくれる方法を発明してくれるまで、私は待つわ。
・これをつけた背の低い人たちは、みんな変な奴に見えること間違いないな。
・視力が悪い人のために、特別なゴーグルを作ってほしいな。そしたら、ビーチでも楽しめるし、海の中がどんなに美しいかってこともわかるもの。
彼のいくつかのアイデアは、人間の行動に関する観察から生まれている。とはいえ、理想を追求する完璧なものではなく、いたってシンプルでどこかフッと笑えてしまうものばかりだ。
日常、私たちを取り巻くありふれた物の中から、何百というアイデアや繋がりを見出し、作品には常に予想の斜め上を目指すウィルコックス氏。
彼のインスピレーションは無限だ。 2016年には犬を対象にしたアート展が開催されたことでも、話題を呼んだ。
・犬だって名画鑑賞。世界初、犬のためのアート展が開催され意識高い系の犬たちが大いに楽しむ : カラパイア
References:dominicwilcox/facebook/ written by Scarlet / edited by parumo