伝説の「放送事故」50年の再現VTR<バトル篇>福澤朗をしかめっ面にさせた古市憲寿 (2/2ページ)
完全に事故でしたね」
80年代前半に活躍した「横浜銀蝿」と「ラッツ&スター」は、思いがけない緊迫感を生んだ。人気番組「ザ・ベストテン」(TBS系)でのことである。当時「シブがき隊」の一員でたびたび番組に出ていた布川敏和が、目撃談を明かしてくれた。
「ラッツ&スターが歌い終えてソファーに座っていて、そのあとに銀蝿の翔さんがMCで大学の話をされていたんですよ。すると、ラッツの面々が『へえ~、ツッパリなのに大学に行くんだ』って冷ややかな声。実は銀蝿って、それぞれ頭もいい“ビジネス不良”で、ラッツのほうが筋金入りの“本物”なんです。その視線を受けて、銀蝿の皆さんは歌いにくそうにしていましたね」
この2組よりも先輩にあたる吉田拓郎(73)と松山千春(63)も、視聴者をハラハラさせる舌戦を展開した。拓郎が初めて音楽バラエティーの司会を務めた「LOVELOVEあいしてる」(フジテレビ系)に、千春が00年にメインゲストで出演。
ところが、開口一番、「拓郎は昔からオレのことが嫌いだった」と爆弾発言。この2人は、意外にもこの日が初対面である。
「オレは拓郎に喝を入れに来た」
「オレは拓郎にはなりたくない。オレみたいな後輩がいてよかったな、拓郎」
千春節のオンパレードに拓郎の口数は少なくなり、サングラスの奥の目には怒りがにじんでいた。トークの大半は、ともに司会を務める「Kinki Kids」が仕切ることになり、拓郎と千春が最後まで打ち解けることはなかった‥‥。