山ちゃんと蒼井優がお似合いな理由 (2/2ページ)
比喩ではなく“血を吐くような努力”をし、売れっ子芸人になった山里。これほど“自分の人生”に集中してる人はいない。
巷では山里と蒼井のビジュアルの格差について言及されることも多い。しかし、それは蒼井にとってはどうでもいい問題だろう。映画監督・山田洋次との対談では「あるとき、若さの魔法が解けたんです。以前、何も考えずにできたことができなくなりました。もっと考えなきゃいけないと思った、そこからが女優としての勝負なんですよね」と語っている。演技者として、ビジュアルよりも心の豊潤さに活路を見出す蒼井。外見よりも中身を見ている。
山田との対談では「自分の芝居を監督が満足してくれるか、お客さんが満足してくれるか、自分が満足できる評価基準がまわりにあるときってブレるんです。自分の中で演技の評価基準を作ることに集中してからだいぶシンプルになった」と自身の演技についても語っていた。蒼井の演技論には、売れっ子になっても非モテという芸風をブラすことがない山里とかぶる部分がある。
また、『テラスハウス』で披露される鋭い人間批評。山里の発言がいきすぎた際、YOU、トリンドル、徳井に「アンタ、まちがってるよ!」と総攻撃されることも。しかし、山里は「みなさん見ててください。そのうちコイツの本性わかりますから!」とブレない。自身の評価基準がよくも悪くもガチガチに固まっている。
非モテ芸人とモテ女優、一見アンバランスなカップルにも見える。しかし、過去の蒼井の発言を振り返ればお似合いの2人だとわかる。蒼井は自分と似た感性を持った山里を好きになった、それだけのことだ。
(文・イラスト:ヨシムラヒロム)
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