パチンコ“タイプ別”勝つ方法直伝! 直感派は“理性”が勝負の分かれ道【ギャンブルライター浜田正則コラム】

日刊大衆

(イラスト/玉三郎)
(イラスト/玉三郎)

 6月の新台入れ替えは、メーカーのリリースもホールの導入も、流れ作業のように告知するだけという、だらけた傾向があります。GWの5月と最強ラッキーナンバーの7月に挟まれりゃそうなるのも仕方ない面はありますが、今年もその流れに乗っかっている…というよりむしろ今年は拍車がかかっています。

 具体的には新台導入とうたいながら、実際の新台は「1台」とかで、あとは中古台の「増台(しかもこの台ですら1パチから移動してきただけかも知れない)」とかですね。この手抜き満載の入れ替えに、実はチャンスありです。

 新台は今や1台50万円の物まである高級品で、なのに現在は新台の集客効果が薄い状況です。このシチュエーションでは、比較的それでも座ってくれる「最新台」札が付いている間に購入費用を回収したいのが店の本音。なので最新の「P機」は要警戒となります。変わって「旧台=CR機」は、呼び戻すだけの根拠があり、1台入れてもシマ全体の客付きが見込めます。海系の台に1台増台して、シマ全体を活気つかせるのは、いまや夏前の恒例行事ともいえます。

 というわけで、夏前のこの時期は、呼び戻しの中古台「入れ替え」がチャンス。特に狙い目となるのが『CRスーパー海物語IN沖縄4』でしょう。沖縄ブランドは完全に定着していますので、この夏一押しと思しき『Pスーパー海物語INジャパン2』を増台させずにCR沖海4の増台だけで行くホールもあるぐらいです。

 というわけで、ここから夏にかけて、海系シマは要チェックです。

■タイプ別指南

 こうしたライター稼業をしていると、決まって聞かれるのが「どうやったら勝てますか?」なんですよね。これって聞かれたこっちは大変なんですよ。私のような端くれであっても、実名を出している専門家である以上は発言に責任が伴いますから。

 そんなことを日々うれいていた所、担当ケンケン君が、まさかの「浜田さん、どうやったら勝てるんすか」という質問が。言葉に詰まると思いきや、ケンケン君相手となると話は別で、彼の特徴や好みの台に合ったアドバイスができるんですね。それも「ためになります」「お陰で勝てました」といわれるレベルで。

 こうしたコアなアドバイスは必ず需要があるはずなので、ためしに今回からやってみようと思います。相手の実利になるアドバイスを送るなら、少なくとも数タイプに分ける必要はあるだろうということで、タイプ別に。というわけで、今回からタイプ別でのアドバイスを発信して行きます。自分に当てはまらない回のときでも、身内や友人に該当するようでしたらアドバイスをお願いします。

■「データ派」と「直感派」

 私がここまでパチンコ・パチスロ情報誌・攻略誌に関わってきた中での効果的と思える分類は、暫定的に以下の通り。

1)データ派・直感派
2)1台をずっと打つ派・フットワーク派
3)ハイリスクハイリターン派・ローリスクローリターン派
4)財力がある・無い
5)平日派・休日派
6)短時間派・長時間派
7)郊外·都会
8)辛抱強い・飽きやすい

 とりあえずこれで行きます。今回は「1.データ派·直感派」へのアドバイスです。

■データ派は「良い負け」というのがある

 まずは「データ派」。このタイプの特徴は、「今日のは“良い負け”だ」という概念に尽きます。これは、台の大当たり確率と平均獲得出玉、千円あたりでヘソに入る割合から算出された「ボーダーライン」を導き出して「期待値がプラスかどうか」で押し引きするタイプです。「確率はいずれ収束する」という根拠の元で出された理論ゆえ、その日の結果に一喜一憂せず、淡々と受け入れる特徴があります。また、「出玉を節約できるプチ情報」とか「止め打ちが効く」などに貪欲。

 こうした打ち手にオススメなのが、『海物語シリーズ』や『北斗系(旧要件)』です。人気が高いこれらの機種は、メーカーが甘く開発していることが多い上に、お店も甘く使うことが多い台です。同条件でパチスロなら『ジャグラーシリーズ』や、『沖ドキ!』『HANABI』『バジリスク絆』などがオススメ。

 打ち方としては、すでにこれだけ理論が確立されているのですから、「毎回全ツッパ」でも「気の向くままに打つ(ヤメる)」でも自由。

■直感派は「理性」が勝負の分かれ道

 対する、「直感派」は、『麻雀物語』や『戦国乙女』や『花の慶次シリーズ』などの「丁半バクチ台」がオススメ。これらは、当たりそのものに確変+出玉マックス、通常当たりで出玉もほぼナシなど、完ぺきな差をつけているため、良く回る台だろうが関係なしに、その日のヒキ(大当たりの内訳)がモロ結果に出ます。回らないクギ、大ハマりしているデータの台でも「そろそろ来るかも」で座って、本当にワンチャンスから大勝ちが起きるので、ヨミの勝利を味わえるのが醍醐味といえます。

 直感派へのアドバイスとしては、見境がなくなることが一番怖い。いくら「そろそろ出ごろだ」と感じても、まるで回らない台に座るのは控えめにして、なるたけアツくならないようにということと、あと収支簿をつける、とかもいいです。

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