ほめて、認めて~! 承認欲求が強すぎる人の対処法 (3/4ページ)
学校の成績で負けたとしても、SNSの“いいね”で勝てば、承認欲求を満たすことができます。つまり、みんながそれぞれの得意分野で認められる、ということが起きるわけです。こうなると、特に、「賞賛獲得欲求」を満たすことはむずかしくなります。
「あの人、インスタのフォロワー数は多いかもしれないけど、私のほうがリアルの友だちは多いもん。いい気にならないでよ」となるわけです。自分が勝っているはずなのに別の基準では向こうが勝り、“自分の勝ち”の影が薄くなることが不快なわけです。
◇自分だけでなく、相手も勝ってしまう
自分が勝っているのに、別の土俵の勝負で負けて、自分の勝ち薄まることが不快なのは、相手も同じ。いわば嫉妬なのでしょうが、嫉妬心を相手がおさえていたのは昔の話。上述したように、現代は、自分が認められる基準というのが非常にあいまいで、もう、なんでもありなのです。ですから、子どものケンカみたいに、次から次へと承認される新たな条件を持ちだしてきます。
■「認められたい」の深層心理
なぜ認められたいのか、なぜ自慢してくるのか。その理由は、くり返しになりますが、それが人間の基本的な欲求だからです。とはいえ、程度の差はあります。社会学者の鈴木公啓氏が研究(※)のなかで、男女差と年齢差の違いを明らかにしています。 ※『承認欲求と種々のデモグラフィック要因』
◇男は「賞賛獲得欲求」が、女は「拒否回避欲求」が高め
心理学の研究によれば、男性は「賞賛獲得欲求」が女性よりも高く、「拒否回避欲求」については女性よりも低い、という傾向がわかっています。これは、男性のほうが社会において、積極的に活動することを求められることが多く、より積極的な活躍を促進すると考えられる「賞賛獲得欲求」が喚起されやすいからだと言われています。
いっぽう女性が「拒否回避欲求」が高いのは、女性特有の対人関係や集団のありかたが影響しているのだとか。