またもや「Vゼロ%」の危機!緒方カープ大失速の敗因は… (2/2ページ)
つまり、リリーフ陣が奮闘し、打線の援護を待っていたんです」(前出・プロ野球解説者)
中村恭平と新加入のレグナルトが今季は奮闘している。しかし、中﨑を過信していた感は否めない。
「緒方監督は新守護神としてフランスアに期待していきました。現在、フランスアがクローザーを任される試合も多く、こちらは予定通りですが、中﨑の登板数を減らすという構想ではありませんでした」(前出・同)
登板過多の救援陣の立て直しを任されていたのは、佐々岡真司投手コーチ(51)だ。昨季オフに二軍から一軍への配置換えが決定。当然、中﨑たちの疲労も指摘されており、手腕の見せどころでもあった。
その佐々岡コーチは、中﨑、一岡以外の全投手に「先発のつもりで調整せよ」と通達した。先発のつもりで調整すれば、「救援に回っても対応できる」の持論によるものだが、裏を返せば、「逆転勝ちのカープ」は、いつも先発陣投手陣が先取点を奪われてきたわけだ。先発投手陣に喝を入れ、底上げも狙ったようだが、うまくいかなかったようである。
結果論だが、救援専門と通達して調整させるピッチャーがほかにいても良かったのではないだろうか。中﨑の復活が待たれる。緒方カープが再々浮上するまではちょっと時間がかかりそうだ。
(スポーツライター・飯山満)