スマホやお酒は?「死を呼ぶ睡眠」知らないうちに寿命激減! (2/2ページ)
「最近は床に敷くとヒンヤリする冷温シーツも出回っていますが、汗を吸わないので好ましくありません」
中高年の中には、夜中、トイレに立つのが嫌だからと〈寝る前の水分は控えている〉人がいる。だが、人は寝ている間に100〜150ccぐらいの汗をかくため、血中の水分が不足して血液がドロドロになる。これで血栓ができやすくなり、最悪の場合、寝ている間に心筋梗塞や脳梗塞で“眠りっぱなし”になってしまうことも。「寝る前に白湯を一杯飲んむと、いいでしょう」
白湯でなく〈寝酒が習慣になっている〉こんな男性読者も多いだろうが、これも決して良い就寝習慣ではない。「アルコールを飲むと、寝つきは良くなるかもしれませんが、寝ている間に交感神経が働き、熟睡を防げてしまいます」
■エアコンの使い方も重要
〈寝室のエアコンは28度に設定して、1〜2時間のタイマーにする〉こんなエアコンの使い方も睡眠の質を低下させる。室温は26度(湿度は50%台)にすべし。「さまざまな研究で、これが最も熟睡できる温度とされています」
また、1〜2時間のタイマーでは、就寝中に室温が上がり目が覚めてしまう。これも熟睡できない原因に。「エアコンのつけっぱなしはもったいないと思うかもしれませんが、熟睡できないより、ずっといいと思います」 なお、エアコンや扇風機の風が直接、体に当たらないようにするのも質の良い睡眠にとって重要になる。
床に入ってから〈スマホを視聴する〉これも寝つきを悪くする。寝るときには、張り詰めた交感神経をリラックスした副交感神経に切り替える必要がある。スマホを見ると、なかなか副交感神経優位の状態にならないからだ。「副交感神経を優位にさせる方法で最も簡単なのは、3秒で息を吸って2秒間止めて、5秒で吐き出すという呼吸です」
夏は寝汗をかくため、寝床がカビや雑菌の巣になる。〈布団を干さない。寝室の掃除をしない〉これでは良い眠りは得られない。「万年床やベッドの方は、起きたときに掛け布団を半分開ける。これだけでも、ずいぶん違います」
なお、寝ているときに突然こむら返りを起こすのは、糖尿病が進行している可能性がある。また、いびきが大きい人は睡眠時無呼吸症候群になっている可能性がある。これらは、きちんと専門医に診てもらう必要がある。
睡眠は、まさに健康の礎。明日のために、いい眠りの環境を作ってください!