「人を見る目」がある人とない人の決定的なちがい
人にだまされたり、面倒なことに巻き込まれたりしたとき、「私って人を見る目がないのかも」と思うことがあります。
どんな人でも嫌な目にあうことはあるのですが、それでもある程度、付き合う人を選ぶことで面倒なことに巻き込まれるのを防止できる人がいます。
そういう人は「人を見る目がある人」といわれます。
「人を見る目がある人」とはどんな人なのでしょうか?
自分が「人を見る目のある人」になるにはどうしたらよいのかも含めて見ていきましょう。
■「人を見る目がある人」の特徴
「人を見る目がある人」にはいくつか共通する特徴があります。
代表的な特徴を5つ挙げていきます。
◇(1)言行不一致によく気づく
「人を見る目がある人」は、言葉と行動が一致していない状況に素早く気づける人です。
口で言うことと行動とに矛盾がある人は、言ったことをきちんと実行しないので、実行されると思ったらされてなかった! とまわりを振りまわすことになります。
言行不一致によく気づき、そういった人を見抜けると、人に振りまわされることが少なくなるでしょう。
◇(2)相手の見た目をあまり気にしない
相手の見た目が美しいか、そもそも身なりが整っているかということをあまり気にしません。
相手の身なりで相手を評価する基準は低く、一方、行動や性格、言動での評価を高く見ています。
◇(3)いろいろな方面の知識がある
相手が正しいことを言っているのか、言っていないのかは知識がないと評価できません。
人を見る目のある人は「相手の考え」を知ろうとするので、いろいろな方面の知識を持っています。
そのため、相手の言動に矛盾があったときに気づくことができるのです。
◇(4)多くの人に会っている
「人を見る目のある人」は多くの人に会って、そしてある意味、多くだまされています。
これまでたくさんの経験があるがゆえに、人を見る目が磨かれているのです。
残念ながら、ある程度痛い目を見ないと人を見る目というのは養われないのです。
◇(5)相手の細かい動きを自然にチェックしている
「人を見る目のある人」は人の細かい動きを自然にチェックしています。
目の前の人が机の下で指を動かしているようなら「緊張しているのだな」、視線がキョロキョロしているようなら「この人は人見知りかも」と考えたりします。
人のさまざまな小さなシグナルをチェックして、そこから相手の本質を理解していきます。
■「人を見る目がない人」の特徴
続いて、「人を見る目のない人」はどのような特徴を持っているのでしょうか?
どういう人が人を見る目がないのか、チェックしていきましょう。
◇(1)見た目で相手を評価しやすい
見た目で相手を評価しやすい人は、人を見る目があまりないことが多いです。
「カッコいい」「美人」「身なりが整っている」「いい車に乗っている」「いい服装をしている」など。
これらも人を判断する要素のひとつですが、人をだまそうとする人ほど身なりに気をつけるものなので、見た目での評価基準が高いと失敗しやすいのです。
◇(2)肩書きに弱い
弁護士とか医師、会社の社長、大学教授などの肩書きを見た瞬間に「すごい!」と思ってしまうタイプの人は人を見る目があまりないことが多いです。
肩書きはあくまでもその人の一面であって、すべてではありません。
相手の人格がどのようなものなのかを探っていくことのほうが重要です。
◇(3)お金に弱い
お金が好きなのはいいことですが、お金に弱く、すぐにお金に心を動かされる場合も人を見る目がなくなってしまうことが多いです。
お金が好きなのは問題がないのですが、お金に心を動かされやすいと相手の本心や性格を見る前にお金にとらわれてしまうことになるので、人を見る目が養われないのです。
◇(4)知り合いが少ない
友だちの人数ではなく「知り合い」の人数が少ない場合は、人を見る目が養われていないことが多いです。
いろいろな人と知り合ってさまざまな付き合いをすれば、経験値によって人を見る目が養われますが、そもそも接している人数が少ないと経験値が養われません。
◇(5)自分に人を見る目があると思っている
自分の能力を過大に評価している人も、人を見る目がない場合が多いです。
自分に人を見る目があると思っている人ほど「だまされにくい」と思っているので、だまされていることに気づきません。
人を見る目があると思っている人はまわりの人を信用しやすいので、問題が起きてもなかなか気づけなかったりして、あとでまわりの面倒な人に巻き込まれて痛い思いをすることが多いです。
■「人を見る目」がある人とない人の決定的なちがい
「人を見る目がある人」と「人を見る目がない人」の一番のちがいは、「相手の心や性格、知識」に目を向けているかどうかです。
外見ではなく内面、相手の心の深いところに興味を持って接していれば、言行の不一致などすぐに気づくことができます。
「人の見る目のない人」はどちらかというと相手のわかりやすい部分、外見や学歴や経歴、職業などで人をチェックしていることが多いもの。
内面に対する興味が薄く、相手の本質を見抜けないことから、だまされてしまったりすることもあるでしょう。
■人を見る目を養う方法とは?
それでは、人を見る目を養うにはどのようなことを心がければいいのでしょうか?
4つのポイントを紹介します。
◇(1)相手の行動をしっかりと追いかける
相手がどのような行動をしているのかをしっかりと見続けると、言葉と行動がリンクしているかが見えてきます。
言葉と行動が一致していれば信用できる人ですし、不一致の場合は面倒な人のことが多いです。
言葉は簡単に言うことができるものですが、行動は労力がかかる分、本気のことしかできません。
行動で示せる人を信用するようにしましょう。
◇(2)肩書きや職業を気にしない
相手の肩書きや職業などを気にせずに、「仕事のどんな部分が楽しいのか」といった深い部分に対する興味を持つとよいでしょう。
肩書きは表面上のものですが、その肩書きの背景にどのようなことがあるのかを知れば、その人の深みを知ることができます。
また、相手のことを深掘りすることで相手が嘘をついているときには気づくこともできます。
◇(3)いろいろな知識を持つ
相手の言っていることが正しいのか正しくないのかを判断するには、相手の言っていることの裏の意味まで理解する必要があります。
たとえば、契約書を読むときには契約内容をなぞるだけではなく、その契約に入っていない情報は何なのか、ほかの契約とのちがいはどんなところなのかといったことを知っていれば相手にだまされなくなります。
このように知識を持てば持つほど相手の言動に問題があるかどうかに早期に気づけるので、人を見る目も養われます。
◇(4)いろいろな人と交流する
いろいろな人と知り合って、そしてその人たちと交流していくことが大切です。
その中で面倒な人、要注意の人などとも交流することで、人を見る目が養われます。
人を見る目を養うにはどうしても経験値が必要なため、小さなトラブルも経験する必要があります。
■人を見る目は養えるもの
現時点で、人を見る目がないなと思っていても、心がけ次第で養っていけるもの。
人を見る目を養う過程で、少し人間関係のトラブルを経験することがあったとしても、人を見抜く力をつけることで、よりよい人生を送れるはず。
自分の未来は自分で勝ち取るものです。
人を見る目を養って、仕事でもプライベートでも自分らしい幸せを勝ち取っていきましょう。
(織田隼人)
※画像はイメージです