すごいぞ五重塔の建築技術!東京スカイツリーには古代に伝えられた五重塔の技術が利用されている (2/2ページ)

Japaaan

これを、現代の建築技法に生かしたのが「心柱制振(しんばしらせいしん)」という建築技法。実は、この技術は2012年に竣工のされた東京スカイツリーにも採用されています。美観、地震対策などさまざまな合理性を追求していると、日本の伝統建築五重塔をヒントにしようという結果にたどり着いたのです。

地上634mの世界一の高さを誇る電波塔、東京スカイツリー。この塔は、中央に設けられた心柱と外部の鉄骨の塔本体が分離されて作られています。そのため、地震が発生してもタワーと心柱がずれて振動することになり、本体と柱による揺れが相殺され、タワー全体の揺れが制限されることになるのです。

現在、制震の考え方は、さらに発達し、免震という新しい技術が開発されています。それは、それまで制御しようとしていた「揺れ」をそもそも防ごうという考え方で、ゴムなどの変形しやすいものからなる装置の上に建物を構築し、地震エネルギーが建物に伝わりにくくしようという方法です。

これに制震構造を組み合わせることで、地震の揺れを大きく低減させることができるようになります。

耐震も、制震も、そして免震も、決して「どれか一方が優れていて他は駄目であるという技術」ではありません。それぞれの建築によって、その目的に応じた最良の建築方法が採用されて日本の建物は建てられているのです。

日本の建築の歴史は、まさに地震との戦いといえそうですね。

参考:Tokyo Skytree

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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