飼い主が事故死した現場で一年半以上、帰らぬ飼い主を待ち続ける犬(ギリシャ)
飼い主を想う犬のエピソードはその一途さゆえに人々の心を打ち震わせるが、ギリシャにて事故死した飼い主を待ち続ける犬の姿が涙を誘っている。
2017年の冬、車に轢かれて帰らぬ人となった男性の事故現場に、彼の愛犬が住み着き始めた。
その犬は、自宅から12kmも離れた場所にいつのまにか現れて留まるようになり、心配する住民が連れ出そうとしても絶対に動こうとしないのだ。
‘Greek Hachiko’-Ναυπακτία: Ο σκύλος βρήκε στέγη δίπλα στο εικόνισμα για το αφεντικό του.Βίντεο
・事故死したハリスの愛犬が現場に現れる
2017年11月、ギリシャのナフパクトスでハリスという男性がミキサー車に轢かれて亡くなった。この事故を知った住民は2つの理由からショックを受けて胸を痛めた。
まず1つは数年前に全く同じ場所でハリスの兄弟が同様に事故死していたこと。そして2つめにその事故現場に何の前触れもなく白いテリアが現れるようになったことだ。

どこからともなく現れるその犬はハリスの愛犬だった。ハリスにとってかけがえのない相棒だったその犬が、彼の最期の場所にやってきたのだ。
だが亡くなったハリスの自宅はここからおよそ12kmもある。そのため住民たちは、どうやって正確な位置をつきとめたのだろう?と首をひねっているのだ。
・どうしても祠のそばから動こうとしない犬
事故当時、ハリスと犬が一緒にいたかどうかはわかっていない。
わかっているのは悲惨な事故からまもなくこの犬が現れ、ハリスを慰める祠のそばで過ごしていることだけだ。
住民によると、その犬はいつも帰らぬハリスを待つかのように身を横たえ、遠くを眺め続けているという。

来る日も来る日もそこにたたずむ犬。あまりにも不憫な姿を見過ごせなくなった人々が、新たな家族を見つけるために連れ出そうしたこともあった。
だが、その犬はかたくなに動こうとしない。たとえ猛暑でも連れ出されるのを嫌がって祠のそばの茂みに隠れてしまうのだ。
・地域の人に見守られるギリシャのハチ公
それから約18カ月がたった現在、亡きハリスの愛犬は変わらずそこにいる。以前と違うのは、祠のそばに日よけになる小屋があることぐらいだ。
それは小さな犬の揺るぎない愛に根負けした人々が建てたもので、水や食料も彼らが時々運んでいるという。

その光景はギリシャの人々の涙を誘い、「ギリシャのHachiko(ハチ公)」「これだから犬ってやつは…」「泣ける。ハリスさんは良い飼い主だったんだね…」という声が寄せられている。
善意の人に見守られているこの犬がいつこの場を去るかは誰にもわからない。
だが、いつの日か心を開ける誰かと巡り合い、再び愛し愛される幸せな犬生を送ることを願わずにはいられない。
References:gtgoodtimes / youtube written by D/ edited by parumo