歌舞伎俳優『市川九團次&大谷廣松』自主公演で可能性に挑戦!

週刊実話

歌舞伎俳優『市川九團次&大谷廣松』自主公演で可能性に挑戦!

 7月24日、歌舞伎俳優で市川海老蔵一門の市川九團次と若手実力派の大谷廣松が、来る8月17日(土)、18日(日)に東京・Bunkamuraシアターコクーンで開催される自主公演『九團次・廣松の会』の取材会を都内で行った。

 市川海老蔵一門としてバラエティー番組やCMなどに出演し、歌舞伎以外でも幅広く活躍をしている市川九團次が、4年前より「ひとりで何ができるか?」をテーマにいろいろなことに挑戦してきた自主公演『九團次の会』。今年は、女方を軸に活躍し、さまざまな可能性を持つ若手実力者の1人となる大谷廣松を迎え『九團次・廣松の会』と装いも新たに開催する。

 何度も同じ舞台で共演をしているが、2人だけで舞台に上がるのは初めて。廣松は「前回『九團次の会』で“棒しばり”をやりましたが、ものすごく楽しくて、また何かできればと思っていました。今回、お声を掛けていただいて、ふたつ返事で『よろしくお願いします』と伝えました。とてもうれしかったです」と笑顔を見せた。

 その廣松について九團次は「うまく懐に“スー”と入ってくる。その姿に心が和らぎます。あと細かいことに目が届くんです。僕は大雑把ですが、彼は几帳面なところがあって助かっています。よき相棒に巡り合った。歳の差を感じないし、僕も若くなった気がします。実現できてうれしいし“きたな!”って気がします。お互いの個性が交じり、いいものになればと思います」と語った。

 上演するのは、狂言師・茂山逸平監修『柿山伏』(かきやまぶし)と、添い遂げられなかった男女をテーマとする『蝶の道行』より、歌舞伎俳優・中村京蔵が新たに構成した『女夫蝶花臺』(つがいのちょうはなのしまだい)で、見応えのある演目に挑戦する。

 『柿山伏』について九團次は「今はベースとなる狂言を習っています。しっかりと狂言を(身体に)入れてから、僕たちの色を出していきたい。歌舞伎俳優が演じる『柿山伏』の世界を楽しみにしてもらえれば」と語り、『蝶の道行』については廣松が「中村京蔵さんは私の祖父・中村雀右衛門の弟子。僕が小さいときから聞いていた京蔵さんの世界観を形にできるのはうれしいし、それを九團次さんと残せるのもうれしいです」と話した。

 昨年まで、新しいことにチャレンジしていた『九團次の会』だったが、今回の『九團次・廣松の会』での新しいチャレンジを問われると、九團次が「今回の経験はこれからの自分の血肉になりますので、(歌舞伎の)本公演に役立てたいと思います」と意気込みを語り、続けて「歌舞伎と狂言は、発声が違うんですよ!歌舞伎は役で声を作りますが、狂言は“自分の声をぶつける”面白さがあるんです」と話し、目を輝かせた。同じく廣松も「本公演に返すのが役者。気取ったことをしないで、うまくやろうと思わず一生懸命に。まだまだですから」と歌舞伎俳優としての姿を見せた。

 最後に、廣松は「本興行ではできないことをできるのはありがたい。お見せするにはハードルが高いのですが、皆さまに届けられれば」と語ると、九團次は「チケット代が“安い”と思ってもらえるように、生き様を観ていただきたい。」とアピールし、「『九團次・廣松の会』を続けられれば」と抱負を語った。

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