８月２４日から２５日にかけて放送された『２４時間テレビ４２ 愛は地球を救う』（日本テレビ系）。全枠の平均視聴率が１６.５％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）で、歴代１３位となった。

　ハリセンボンの近藤春菜（３６）、ガンバレルーヤのよしこ（２８）、水卜麻美アナウンサー（３２）、いとうあさこ（４９）、という４人による『２４時間駅伝』も感動を呼んだ。

　ところが、その感動に水を差す事態が勃発。２４日の深夜に放送された、嵐の二宮和也（３５）がＭＣを務めた企画「お節介バラエティー『あの人に会いたくない！』」に、“ヤラセ”疑惑が浮上しているのだ。

　企画は、芸能人が“会いたくない人”と無理やり対面させられ、和解するというもので、今、チャラ男芸人として若者から絶大な支持を集めるＥＸＩＴの兼近大樹（２８）は、中学時代の元カノである、マナさんと再会。

　当時、学校でナンバーワンの美少年と呼ばれ、モテまくっていた兼近からマナさんに猛アピールし、２人は交際に発展。しかし、兼近は他の女子に手を出し続け、二股交際をしてしまう。兼近の浮気が発覚したため、２人は破局したという。

　番組では、中学時代に二股されたため、男性不信に陥ったというエピソードをまとめたＶＴＲが流れたところ、兼近は「盛り過ぎている！」とＶＴＲを否定する一方で、「二股どころじゃない、七股」と、チャラ男芸人らしいコメントをした。

　番組に出演していたゆきぽよ（２２）は、ＶＴＲを見て、「純粋でピュアって言ってるけど見た目通りじゃん、残念すぎ」と、兼近の二股にドン引き。

　マナさんから「当時からクズだった」「女の子との噂が絶えなかった」と過去を暴露されるも、兼近は「他の女子の家にみんなで遊びに行ったとかはあったけど、二股とかはなかった」と否定。相方のりんたろー。（３３）も「調子はいいけど適当なことをするヤツじゃない」と、兼近をかばう発言をし、納得できない様子だった。

「チャラいけど根は真面目、というキャラだった兼近が、中学時代から二股していた、ということで、キャラ崩壊の危機を迎えています。ところが、放送終了後、マナさんが自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを更新。『伝えたいこと』というタイトルで番組の裏側を明かしたことで、ヤラセ疑惑が浮上したんです」（放送作家）

■元カノのマナさんがＹｏｕＴｕｂｅで番組の裏側を暴露

　放送終了後、マナさんは７分間にわたる動画をＹｏｕＴｕｂｅにアップし、「オファーは１週間ほど前に来た」「兼近の“会いたくない人”として出演する」「“実は兼近が二股していたんですよ”とスタッフに言われて、初めて兼近の二股を知った」と語った。

　兼近が二股を否定したことについては「女の子の噂は聞いていたけど、実際に兼近が浮気した現場は見ていない」と、マナさんも否定。さらに「ＶＴＲを見て、“違うな”と思うこともあった」「この（ＹｏｕＴｕｂｅ）動画では、『２４時間テレビ』のＶＴＲは“違う”と言わせてほしかった」と、日本テレビが用意したＶＴＲに、事実と異なる内容があったと話し、「“男性不信になった”という話もありましたが、男の人が怖いと思ったことはない。（『２４時間テレビ』のＶＴＲは）違う」と、重ねてＶＴＲを否定した。

　また、マナさんは動画の中で、「兼近とつきあった約２年間はいい思い出」「お金がない中で香水やアクセサリーをプレゼントしてくれてた」「兼近にネガティブな感情は一切ない」と、チャラ男キャラの兼近の営業妨害になりそうなほど、兼近はひたすらいいヤツだったとコメントしている。

「日本テレビから彼女にオファーが来たのが放送１週間前ということですから、番組サイドも少ないスタッフでかつ厳しいスケジュールでの番組作りを強いられ、どうにか企画を面白くしようと、過剰な演出のＶＴＲを作ってしまったのかもしれませんね……」（前出の放送作家）

　ＥＸＩＴの２人も、放送終了後に番組を批判するようなコメントをツイッターに投稿。

　現在はすでに削除されているが、兼近は自身のツイッターに「これがテレビか　今日台本見せられた時はもっとレベチでやばたにえんだったけど流石にめちゃめちゃ嫌だと伝えて抑えた結果がこれ！　もし言ってなければ社会的に抹消されていたのかと思うとゾッとするでござる」「向こうの方も控えめに言って可哀想杉田玄白解体新書なのでＹｏｕＴｕｂｅは登録すべし」と投稿。

　相方のりんたろー。も、マナさんのＹｏｕＴｕｂｅ動画とともに「何が本当なのか俺にはよくわかんないけど、俺がそばで見てきたあいつが兼近であることは真実で。だからあの場で自分に嘘ついて兼近を否定するようなノリに参加する事だけは出来ませんでした。それは芸人やチャラ男である前に僕も僕なので」とツイートした。

　放送終了後に全出演者が「事実と違う」と表明する異例の事態。ネットでも「ＥＸＩＴ兼近の元カノの話。余りにもヤラセ臭が強く、気持ち悪くなり見るのを止めた」「こんなことしてたら２４時間テレビ自体がヤラセだと思われるよ……」「これこそＢＰＯ案件じゃないか？」「何も知らずにヤラセコーナーに名前使われた二宮くんも可哀想」などと批判の声が飛び交う大炎上状態。

　はたして、日本テレビはこの事態をどう考えているのか。

　当サイトが『あの人に会いたくない！』企画について、ＶＴＲや番組内容に事実と異なる点があったのではないか、と日本テレビに問い合わせると、

「お問い合わせ頂いた企画は、出演者及び所属事務所と打ち合わせの上、制作したものです」

　との回答があった。

　ＥＸＩＴとしては、「おあとが“ｎｏｔ”ヒィウィゴー！」って感じ？