なぜiPhone 11 Proにはカメラが3台ついているのか? (2/2ページ)
ピンチしてズームのジェスチャーには誰もが慣れているが、あれはデジタルズームであり、もともとあったピクセルを近くで見ているだけだ。しかし、光学ズームでは別のレンズ、別のセンサーに切り替えるので、画質を劣化させることなく近づくことができる。
この3枚のレンズの素晴らしいところは、協調して働くように注意深く選ばれていることだ。超広角は13mm、広角はその2倍の26mm、望遠はそのまた2倍の52mmだ。

2倍、2倍の関係はユーザーにわかりやすいだけでなく、レンズを切り替えたときの画像処理計算もやさしくなる。シラー氏は壇上でこう言っていた。「実際3台のカメラの焦点と色は工場で正しく組み合わせて調整している」。
それだけではない。広角カメラで撮影しているとき、ほかの2台のカメラとも情報を共有しているので、カメラを切り替えた時、そのカメラはすでに同じ位置にピントがあっていて、同じシャッター速度や露出、ホワイトバランスになっている。このため、レンズの切り替えはビデオ撮影時でもほぼシームレスだ(ただし、タップしたときiPhoneが揺れないように注意すること)。
今年のiPhoneカメラシステムの改善は、数年前に業界のほとんどでカメラが1台から2台になった時ほどの大事件ではない。しかし、広角、望遠、超広角の組み合わせは写真家にとっては一般的なものなので、このかなり高価なデバイスを買ってしまった人にとって、十分役に立つ機能であることは間違いない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )
この記事はTechCrunch Japanからの転載です。