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本好きのリビドー (3/3ページ)

週刊実話



――まさにジェットコースターのような人生を歩んできた村西監督ですが、実際は、どんなタイプの人物なんでしょうか?
本橋 すべてにおいて過剰! 松阪牛をキロ単位で買ってきて、ぶつ切りにしてタレをかけてさらに砂糖を袋ごとぶちまけ、「味の濃さ絶頂ですよ!」と言いながら、スタッフ全員で牛丼を食べるとか(笑)。また、遅れてきたスタッフ1名には「とりあえず上カルビ20人前お願いします!」と、1メニュー20人前単位でごちそうする。これが10メニュー近く続くんです(笑)。
 コペンハーゲンやローマで撮影したときは、リムジンバスを借りて、細い路地に行き止まるまで突っ込み、駅弁ファックしたりしてましたね。人魚の像に全裸の女を抱きつかせたりと、今思い出しても過剰でした。

――村西監督とジャニーズ事務所とは“敵対関係”にあることで知られていますが、どんな事情があったのですか?
本橋 出演者の梶原恭子が昼の休み時間に「私、トシちゃんと寝たことがあるの」というので、それをテーマに『ごめんね、トシちゃん』というAVを制作したんです。それが日本テレビと週刊ポストに取り上げられると、メリー喜多川副社長と娘のジュリー景子氏が強行に抗議してきました。怒った村西とおるは、『ジャニーズ事務所マル秘情報探偵局』を開設しました。また他にも、北公次にジャニー喜多川氏との同棲、セックス関係を『光GENJIへ』という本で告白させ大反響を呼びました。先日はジャニーズ事務所が公正取引委員会から注意を受けましたが、時代も変わったものだと感慨深いですね。

――8月にはなんと本作が俳優の山田孝之主演でNetflix版『全裸監督』が全世界配信されました。感想はいかがでしたか?
本橋 原作を忠実に再現しながら、女と男が自由を求めて生きたあの時代を見事に映像化してます。
_(聞き手/程原ケン)

本橋信宏(もとはし・のぶひろ)
1956年埼玉県所沢市生。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。現在、都内暮らし。半生を振り返り、バブル焼け跡派と自称する。
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