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人の死体は死後1年以上経っても動くことが死体農場の研究で明らかに(オーストラリア研究)
人の死体は死後1年以上経っても動くことが死体農場の研究で明らかに(オーストラリア研究)

simonwijers /pixabay

 死後、埋められた死体が動くとなると、ゾンビをイメージしてしまう人も少なくないだろう。

 しかし、オーストラリアの新たな研究によると、死体が動くことは極めて現実的であることが判明した。

 欧米には法医学研究のため、献体された実際の人間の死体を観察するための死体農場(ボディファーム)が設けられているが、シドニー郊外にある死体農場で行われた研究により、人間の死体は腐敗プロセスを過ぎた死後1年以上経っても、まだ動き続けていることがわかったという。

 この研究結果は、今後の犯罪捜査上において死後の時間を確立することに非常に役に立つと研究者らは述べている。
・“死体農場”で死体の動きを研究

 シドニー郊外の、人目につかない森林地帯に位置しているオーストラリア化石生成実験研究所(Australian Facility for Taphonomic Experimental Research:AFTER)には、広大な敷地内に無数の死体がある。死後の人体の腐敗、分解過程を観察するためだ。

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image credit:UTS Sydney/abc.net.au

 今回、研究者らは死体の動きを調査するために、17か月間にわたり研究を続けてきた。

 ライムラプスカメラを使って30分間隔で死体の動きを撮影し観察した研究者らは、死体が死後1年以上経っても動くことに驚いた。
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