「自信が持てない」。著名なあの人も陥る、インポスター症候群とは (1/4ページ)

マイナビウーマン

「自信が持てない」。著名なあの人も陥る、インポスター症候群とは
「自信が持てない」。著名なあの人も陥る、インポスター症候群とは

能力があるのにもかからず「自分はそんな成功に値しない」と思い込んでしまう、“インポスター症候群”。

まだまだ、なじみのある言葉ではないかもしれません。このインポスター症候群が世間に知られるようになったのは、Facebookの最高執行責任者であるシェリル・サンドバーグが書いた『Lean In』(日本経済新聞出版社、2013年)という本がきっかけでした。

■自分の能力や成功を肯定できない「インポスター症候群」って?

この本のなかでサンドバーグは、成功しているにもかかわらず自分を過小評価してしまう現象として、“インポスター症候群”を紹介しました。

フォーチュン誌の「世界で最も有力な女性50人」やタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、2人の子どもを持つサンダーバーグは、ビジネスでもプライベートでも、十分に成功しているようにみえます。そんな彼女ですら、自分自身を過小評価してしまう。

そんな、“インポスター症候群”とは、いったいなんなのでしょうか。まずは「インポスター症候群」について、説明しましょう。

◇インポスター症候群とは何か

インポスター症候群とは、インポスター現象ともよばれ、1978年にポーリン・R・クランスとスザンヌ・A・アイムスによって提唱されました。(※)

一般的に知られるようになったのは最近のことですが、学問の世界では古くから知られていたんです。学術的には、「学問的・専門的分野において、客観的に成功しているという証拠があるにも関わらず、虚偽感や無価値感を感じてしまう人が体験する知的に他者を欺いているという内的経験」と定義されています。 (※)「The Imposter Phenomenon in High Achieving Women」

なんだか、わかるようでわからない表現ですよね。もう少しかみくだいていうと、「何かについて客観的に高い評価を得ているものの、高い評価を得ているのは実力ではなく運がよかっただけで、実際には高い評価を得るような能力はないと感じてしまう」ことです。

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