広瀬すず『なつぞら』脱アイドル女優で目指すは大人の女性 (2/2ページ)

日刊大衆

翌17年はその勢いのまま『三度目の殺人』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得。と、出演作がすべてヒットし、高い評価を受けてきた。なるほど「持っている女」だ。

 そして今年、堂々朝ドラ100作目のヒロインを務め上げたわけだが、このことはこれまでの華麗な経歴とは、意味合いが違う。上記の映画での活躍は、たぶんにタイミングの妙もあった。『海街diary』のすずは中学生役でまだあどけない10代の広瀬にはぴったりだったし、『怒り』で演じた泉は事件に巻き込まれ心に傷を負ってしまう役だったが、女子高生らしい繊細な心理描写が見事で、ラストシーンの印象的なアップは宮崎あおい(33)ら豪華メンバーの中でも堂々、映画の顔という印象があった。これまでの広瀬は、自分の年齢に近い役柄を等身大の演技で表現し、成功してきたのだ。

■吉沢亮らイケメン陣をしのぐ活躍

『なつぞら』で広瀬が演じたなつは結婚、出産を経て、今は30代後半という設定だ。しかし広瀬はこれまで演じたことがない大人の女性を。しっかりと演じきった。「等身大の演技」から進化した彼女の芝居は見事で、熱のこもったセリフの数々や、自然な涙で人々の心をつかんだ。その姿はもはや立派な演技派女優だ。アイドル女優から脱皮し、広瀬の女優としての第2章が『なつぞら』で幕を開けたのだ。今後は大人の女性の役が増えていくのではないだろうか?

 吉沢亮(25)らイケメンが多数出演し、泰樹(草刈正雄/67)のおんじが大人気といろんな見どころがあったドラマだったが、やはり『なつぞら』のMVPは新境地に達したヒロインの広瀬すずだろう。ヒロイン発表当初は、朝ドラヒロインはやはりオーディションで選んでほしいと感じたが、なるほど100作目にふさわしい見事なキャスティングだった。(朝ドラ批評家・半澤則吉)

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