競歩・鈴木の金メダルを支えた「手のひら冷却」日本の技術が東京五輪の切り札に (2/2ページ)
そして、そんな必要に応えるような商品が既に開発されている。
「シャープとデサントの子会社が共同で手のひら冷却グローブを開発し、来年の4月ころの発売を目指すとしています。実はこの商品、シャープの液晶開発から来ているんです。なんでも、電力需要が安定しないインドネシアで冷蔵庫を売り出す際、電気が途絶えても冷たいままの蓄冷材入りの冷蔵庫を開発したんですが、その蓄冷剤開発のベースとなったのが、液体と固体の性質を併せ持つ液晶をテレビなどの製品にするための技術だったそうなんです」(経済部記者)
まさに瓢箪からコマというか、必要は発明の母というか。すっかり元気のなくなってしまった日本の電気産業の技術が東京オリンピックの切り札となるかもしれない。
(猫間滋)