釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 北海道・釧路港産エゾメバル (2/2ページ)
2本バリ仕掛けにエサを付け、まずは足下の堤壁際へ落とし込み…、アレ、仕掛けが落ちないぞ…。海中を照らしてみると、堤壁には昆布が繁茂しておりました。さすがは昆布の産地としても知られる道東、港湾部の堤防にも生えるんですな。
ということは…、この昆布の陰には魚がいるはず! 昆布の上に仕掛けがのってしまわないよう、隙間を狙って落とし込みます。
上手いこと着底したオモリをゆっくりと誘い上げたら、再び静かにオモリを底に着け、さらに仕掛けをたるませてみます。すると、「クンッ!」という反応に続いて「ゴツゴツッ!」、さらに糸を送り込むと「ギュギュンッ!」と竿先が絞り込まれました!
このハリ掛かりに至るまでの駆け引きが、探り釣りの醍醐味なんですな
元気な引きを楽しませてくれたのは、20センチを超えるエゾメバルでした。
ガヤガヤと群れていることから、北海道では“ガヤ”と呼ばれるこの魚。状況がよいと入れ食いも普通にあるのですが、この日はイマイチ。と言っても、丁寧に探ってやれば飽きない程度に掛かります。
この釣果でも「イマイチ」と感じてしまうのが北海道のよさでもあり、中毒性の高さでもあります。都内近郊では、こんなに釣れませんからねぇ〜。
しばしの間、型のよいエゾメバルとの駆け引きと元気な手応えを楽しみ、秋の夜はふけていくのでありました。
★地酒と煮付け当然の好相性
その名の通り、メバルの仲間に属する魚ゆえ、食味には定評のあるエゾメバル。北海道や北東北ではメジャーな部類に入る魚ですが、それ以外の地域では認知度・市場価値ともにそれほど高くありません。
まぁ、もともとメバルという魚はおらず、市場で「メバル」と総称されている魚は、ウスメバルやクロメバルなわけですから、コイツも「メバル」で提供すれば需要が高まりそうですけどねぇ…。
そんなエゾメバルを、根魚の定番料理ともいえる煮付けにしていただきます。
甘味がしっかりと感じられる身離れのよい白身はクロメバル、ウスメバルとも遜色なく美味。むしろ大都市の港湾で釣れたクロメバルと比べて、気になるニオイなどもありません。
「霧の街」と呼ばれる釧路を代表する地酒『海霧』のスッキリ&淡麗な飲み口との相性も抜群。お手頃価格の優良酒をチビチビやりつつ、市街地の港湾で気軽に釣った魚の煮付けを楽しみ、心地よい晩酌でありました。
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三橋雅彦(みつはしまさひこ)子供の頃から釣り好きで“釣り一筋”の青春時代をすごす。当然の如く魚関係の仕事に就き、海釣り専門誌の常連筆者も務めたほどの釣りisマイライフな人。好色。