薬物中毒怪死「紀州のドン・ファン」うどん鍋と真犯人 (2/2ページ)
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ところが、この事件が解決したため、同県警は捜査1課内に新たに野崎さん怪死事件の担当チームを作り、犯人逮捕に動き出したと言いますよ」(別の捜査関係者)
当初は家政婦が二十数年前に離婚した元夫に薬物の使用歴があるため、彼女の関与も疑われたのだが、ここへきて彼女が完全にシロだと分かる新たな事実が判明したのだという。「野崎氏の司法解剖の結果、新たに胃の中からキュウリが出てきたんです。現在、彼が死ぬ前、どの段階で摂取したのか、警察による最後の詰めの捜査が進められています」(前同)
通常、うどん鍋にキュウリは具材として入れない。「家政婦さんが作ったうどん鍋にもキュウリは一切入っておらず、しかも野崎さんは一切、このうどん鍋には手をつけていなかったということです」(同)
そうなると、家政婦が野崎氏宅を出て、彼女が再び家に戻るまで約5時間の間に、「野崎氏がどの時間帯にキュウリを口にしたのか。また、家政婦さんがいない間に誰かが家を訪問し、野崎氏に同具材の入った最後の晩餐を食べさせたのか。そこに犯人逮捕の大きなカギが隠されているのだというんですよ……」(前出の全国紙社会部記者)
■結婚式をするなら離婚すると…
現在、未亡人となったXさんは、野崎氏が経営していた会社を引き継ぎ、「従業員を全員解雇しました。また、仮に遺言書が有効だとすれば、遺産13億2000万円のうち、半分はXさんが受け取る権利があります」(前出の捜査関係者)
Xさんが野崎氏と入籍したのは、事件の3か月半ほど前の18年2月初旬のこと。そして、Xさんが実際に田辺市に来たのは4月に入ってからだった。
「野崎氏は若い妻を周囲に自慢するために、結婚式をしたがったんですが、Xさんが断固として反対。“どうしても結婚式をするなら、離婚する”と話していました」(地元関係者)
他にも「野崎氏は薬物使用が疑われる女性と交際していたことが明らかになっています。関西周辺に住むこの女性にも、事情聴取が行われています」(同)
■キュウリを誰が食べさせたのか
和歌山県警ではすでに犯人を特定しているとされ、「野崎氏の最後の晩餐となったキュウリを、誰が食べさせたのかが解明されれば、これを突破口に年内にも犯人逮捕に踏み切る構えのようですよ」(全国紙和歌山県警担当記者)
ついに「紀州のドン・ファン怪死事件」は、解決の秒読みを迎えたようだ。