廃墟が好都合?「ゾンビでまちおこし」が各地でウケまくるワケ (2/2ページ)

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また、福岡市中央区の六本松商店街でも、2017年8月にゾンビを使った町おこしイベントを開催、ショートフィルム撮影やゾンビの街コンの「ゾンビコン」、スタンプラリーなどが行われた。

 地方の実情をよく取材する経済ジャーナリストによると、「近年、ゾンビを使ったまちおこしが増えている」という。そしてその理由はこうだと分析する。

「地方の衰退を逆手に取ることができるからです。シャッター商店街、空き家、廃墟ビルは逆に、ゾンビの世界観にふさわしい。本来は残念なものを、PR材料にできるというわけです。それにあまり真面目な観光PRをしても効果は少ない。それよりも、アニメやゆるキャラと組んで味わいのある建物を聖地巡礼の場にしたり、温泉や田舎の豊かさ、グルメなどをエンタメとして生かすことができれば伝播しやすい」

 また、あの一躍有名となった映画がヒントになっているとか。

「2017年に制作された『カメラを止めるな!』です。予算300万円という低予算映画ながら、SNSの口コミ効果で大ヒットしたのは記憶に新しい。限られた予算で何とか話題を作るという意味では、おらが町をPRしたいと考える地方自治体にとってはまさにお手本のようなケースです。それに、「カメ止め」がまさにそうですが、ゾンビって低予算でできるんですよ。俳優も衣装もいらない。ちょっとしたメイクでも出来ますからね」

 ただ、どこかで流行ったまちおこしが全国で乱立するのはよくあるパターン。要は、地域の特性次第ということか。

(猫間滋)

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