共働き&子どもを持たない「DINKS夫婦」という選択 (1/3ページ)
子どもを持たない選択をしている共働きの夫婦のことを「Double Income No Kids」、頭文字をとって「DINKS夫婦」といいます。
今は女性の社会的自立が活発になり、ひと昔前は当たり前だった“結婚・寿退社・出産”という流れが珍しいものとなってきました。
女性の社会的役割が増えれば、キャリアとライフプランの選択肢も増えることになり、それとともに、子を持たない選択をする女性も増えましたね。
■「子どもを持たない」ことに理由を求められてしまう時代
私自身も、結婚して早2年。子どもはまだおらず、夫婦2人の生活です。
2年も経つと「子どもは考えているの?」という質問をいろんな人からされます。
「結婚して2年経って、夫婦2人だけの時間も十分楽しんだでしょう。そろそろ子どもの計画、立ててるんじゃないの?」と。
その質問からもわかるように、まだまだ世間では、結婚と出産がセットで考えられていますね。
「結婚して、子どもを産む」というのが生物として当然の本能なのか、洗脳なのか、いまだにわかりません。
しかし、時代が変われど「子どもがほしい」ことに理由はいらないが、「子どもを持たない」ことには理由を求められるなあと感じます。
「子どもがほしい」という感情が自然とわき上がる人。 「子どもは作るもの」と義務感のように感じている人。 いつかは……と思っているけどまだ決心がつかない人。 そんな気持ちはみじんもわき上がってこない人。
さまざまな人がいると思います。
最近では、さまざまな考えの人がいることにだいぶ理解が出てきたように感じますが、
「なぜ子どもを持たないという選択をするのか」 「結婚という形を取りながらも、DINKS夫婦である意味とはなんなのか」
という点についてあまり語られることがなく、ふわっとしているからか、まだ理解が及ばない人たちも多いようです。