99%実話?自動車業界を震撼させた『トヨトミの野望』が文庫化 (2/2ページ)

新刊JP

この他にも『トヨトミの野望』の登場人物の多くからは、自動車業界、経済界で名を馳せた実在のビジネスマンたちの顔が透けて見えるキャラクターが多数登場する。そして、彼らにまつわる記述はかなり「きわどい」。

「どこまで信じていいかわからない」という人もいれば、「99%実話」という人もいる。虚実織り交ぜているようではあるが、エピソードが作中の時代背景や経済状況と奇妙に符合するため、「暴露話?」と思わせられるところもある。経済小説、企業小説の枠を超えたスキャンダラスな魅力が、刊行当時多くの読者をひきつけ、自動車業界の関係者を騒然とさせたのだ。

ともあれ、刊行時に瀧本哲史氏(元京都大学客員准教授・故人)が「肩の力を抜いて純粋なエンターテインメントとして読む方が正当だ」としていたように、まずはフィクションとして読むべきだろう。今回文庫化された『トヨトミの野望』だが、すでにAmazonなどネット書店では品薄状態となっており、変わらぬ注目度の高さがうかがえる。また、巻末では「続編」の刊行が予告されており、今後の展開にも注目だ。

(新刊JP編集部)

「99%実話?自動車業界を震撼させた『トヨトミの野望』が文庫化」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る