関ジャニ∞から脱退し、９月３０日にジャニーズ事務所を退所した錦戸亮（３４）。翌日の１０月１日未明には公式ホームページ、ＳＮＳ、ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを開設し、１２月１１日にアルバム『ＮＯＭＡＤ』をリリースすると発表。

　さらにソロ活動の第１弾となる全国ツアーを行うことも発表され、１１月５日の福岡を皮切りに、全国７会場で１１公演が開催されることになるという。同じく、５人体制で再始動する関ジャニも、１１月６日より全国４７都道府県ツアー『Ｕｐｄ８』をスタートさせる。

　１０月１０日発売の『女性セブン』（小学館）では、関ジャニのツアー日程が発表されているにもかかわらず、錦戸が同じタイミングでツアーを行うことに業界関係者から疑問の声が上がっていると報じている。

　また、脱退と退所が決まったとされる今年３月以降、錦戸は関ジャニメンバーがいる前で、親しいスタッフに電話で独立の相談をしていて、メンバーも「まだ関ジャニの一員なんやから、それはないやろ」と、錦戸を非難していたという。

「『女性セブン』では、同時期にライブツアーをやるのは“全面戦争”と捉えられてしまう、という証言が掲載されていましたが、細かく見ると全面戦争とまでは考えられないような気もします。ライブ日がかぶっているのは１１月２０日の１日のみです。

　これは錦戸サイドが、関ジャニのライブ日程と極力バッティングしないよう、上手い具合に調整したからなのではないかと思われます。もちろん事務所を退所し、１日も置かずソロ活動を再開することに関しては、関ジャニメンバー、関ジャニファン、ジャニーズ事務所の関係者は複雑な心境でしょう。ただ錦戸も決して、古巣やファンを刺激したいわけではないでしょうからね」（レコード会社関係者）

『女性セブン』では、元ＫＡＴ－ＴＵＮの赤西仁（３５）のスタッフのＡ氏が所有するビルが、錦戸の新たな拠点になると報じている。Ａ氏は芸能事務所で女性歌手のマネージャーを務めていた人物で、音楽業界での顔が広く、赤西の公演に付き添ったり、ファンクラブ向けグッズ販売を担当しているという。

「元ミュージシャンで細身のイケメンのＡ氏は、赤西が音楽活動をするのになくてはならない重要人物です。また、もともと錦戸は『赤西軍団』の一員で、かつてはしょっちゅう一緒に六本木で飲んでいました。錦戸は独立にあたって、赤西、そしてＡ氏にもアドバイスを仰いでいたんでしょうね」（前出のレコード会社関係者）

■ファンクラブ、海外志向、ドメイン……

　１０月１日、赤西は自身のツイッターを更新し、「亮ちゃんＦＡＮの皆様お誕生日おめでとうございます！」と錦戸の門出を祝福するコメントを投稿している。

『女性セブン』によると、ライブの日程もＡ氏と話し合って決め、数か月前から会場を押さえていたという。

「関ジャニのライブとバッティングしないように、調整したのはＡ氏からのアドバイスがあったからなのかもしれません。退所以前から入念にホームページなどの準備をし、ライブの日程、アルバム発売までの道筋が整えられたのも、Ａ氏というしっかりとした裏方がいたからこそできたのではないでしょうか。

　また錦戸は、ファンクラブの年会費だけで億の金を稼ぎ、それをもとに、自分のやりたい音楽を発信するという赤西の手法をそのまま取り入れているようです。さらに、『女性セブン』によれば、錦戸は海外進出も視野に入れて、独学で英語を習得したといいます。これもアジア各国やハワイなど、海外でも活動する赤西と同じですよね」（芸能プロ関係者）

　退所報道が出る前、昨年１０月には公式ホームページ用の独自ドメイン「ｎｉｓｈｉｋｉｄｏｒｙｏ.ｃｏｍ」を取得している。これも赤西のホームページの「ｊｉｎａｋａｎｉｓｈｉ.ｃｏｍ」と同じ構造だ。

「さらに言えば、昨年いっぱいで関ジャニを脱退し、事務所を退所した渋谷すばる（３８）のホームページのドメインも『ｓｈｉｂｕｔａｎｉｓｕｂａｒｕ.ｃｏｍ』ですし、渋谷のファンクラブの会員数はすでに３万人を超えています。これも赤西と同じ手法です。独立後の渋谷の活動にもＡ氏が絡んでいる可能性がありますよ」（前出の芸能プロ関係者）

　渋谷は、１０月９日に行われたファンクラブ限定イベントにサプライズ出演し、来年１月より全国ツアーを開催することを発表した。

『女性セブン』の直撃取材に対し、「（赤西とは）全然関係ない」と応じている錦戸だが、赤西、渋谷と合流し、新しく活動を行う日も、そう遠くはないかもしれない。