ビートたけしの名言集「松尾雄治さんに会えば『爆笑雑談』開始!」

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ビートたけしの名言集「松尾雄治さんに会えば『爆笑雑談』開始!」

「今日は松尾が来るのか?」

 ラグビーW杯にて、予選ラウンドで日本がサモアを下した夜、22時からの生放送、TBS系「ニュースキャスター」出演のため、楽屋へ入った殿は、少しの雑談のあと、こう聞いて来たのです。

 殿が言う「松尾さん」とは、明治大学の後輩であり、新日鉄釜石時代、日本選手権7連覇を果たした、ラグビーにまったく疎いわたくしでもその名を知る、松尾雄治さんのことです。

 たけし信者の皆様なら、殿と松尾さんがひと頃、蜜月の日々を送り、殿が番組などで、

「昨日、松尾と飲みに行ったんだけど‥‥」

 といった感じで、たびたび名前を出していた時期を覚えているはずです。

 殿から語られる「松尾雄治伝説」、もしくは松尾さんが体験した「大学ラグビー部爆笑秘話」は、そのどれもがとんでもなく面白く、毎回必ず爆笑させられた記憶しかありません。

 そんな松尾さんに、現在盛り上がりまくっているラグビーW杯について、じっくりと解説をしていただくため、この日の生放送にご出演を願い、やってくることになっていました。

 殿が冒頭の言葉を発してから10分後、「先輩! 今日はよろしくお願いします」と、大きな声で松尾さんが楽屋へ入ってくると、もうそこから先は、2人して“爆笑雑談”を本番ギリギリまで繰り広げ、楽屋に笑い声を響かせていました。

 というわけで、ここでかつて殿から聞いた松尾さん伝説を少しばかり紹介します。

「松尾はすごいぞ。明治に入ったのに間違えて、隣の日大のグラウンド行っちゃって、半年間、気づかないでそこで練習してたんだから」

「また松尾の(明大ラグビー部の)先輩がメチャクチャなんだ。松尾に『おい、100%オレンジジュース買ってこい』って、買いいかされたんだけど、売ってなかったから、仕方なく果汁50%のやつを2本買って渡したら、それを2本一気に飲んで『うん、これでよし!』だってよ」

「先輩からある日、『おい、飼ってたスズメのピーちゃんがいなくなったから、お前らで探せ』って命令されて、後輩みんなで1日中、町に出て『ピーちゃん? ピーちゃん?』って探し回ったって言うんだよ。そんなもんスズメなんかみんな同じでわかるわけねーだろ!

 話を土曜の夜に戻します。

 着替えを済ませ、スタジオに移動した殿は、番組の出演者で、明治大学文学部教授である齋藤孝先生に「あれ? たけしさんと松尾さんって、どっちが先輩なんですか?」と聞かれると即座に、

「ほんとは松尾が先輩だったんだけど、10年留年して、俺が追い越して先輩になったんだよ」

 と、すかさずふざけ、松尾さんも「ちょっと! 先輩それはないでしょ」と、すぐさまツッコんでいました。

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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

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