家電量販店「ノジマ」のスルガ銀行株取得で加速する”地銀の大規模再編” (2/2ページ)
そんな銀行業界自体の体力が欠ける中、ノジマと最後までスポンサーの座を争ったのがSBIホールディングスだ。
「SBIトップの北尾吉孝CEOは、今年9月に『第4のメガバンク』構想をブチ上げました。地域金融機関と連携し、新たなフィンテック・ビジネスを展開する、という狙いです」(経済部記者)
するとさっそく、経営不振にあえいでいた島根銀行に25億円を出資して業務提携を結んで構想内に引き入れた。全国に約100ある地銀のうち、5割が本業で赤字だ。構想には10の銀行から引き合いがあったことも報道されている。
一方でSBIは10月10日、ヤフーを傘下に持つZホールディングスと包括提携を結び、「ヤフー経済圏」作りを進めている。提携がさらに親会社のソフトバンクにまで広がるかが今後の焦点だが、いずれにせよ、もはや銀行経営が銀行単体でどうこういう時代でなくなっているのは事実。今回のノジマの参入のように、異業種入り乱れての業界地図再編が行われるかもしれない。
(猫間滋)