秋はどうして切ない気持ちになるの? 人恋しさには化学物質「セロトニン」が大きく関わっていた?! #もやもや解決ゼミ (2/3ページ)
これは単に南方の人たちの気質が陽気だからというのではなくて、光の刺激が減ることにより、脳の中のやる気や元気と関係している化学物質「セロトニン」などが減るのが原因ではないか、と考えられています。
うつ病にまではならなくても、夏の間どんどん作られていたセロトニンがやや減るだけで、「あれ? なんとなく寂しいな……」と思って人恋しくなる人がいても、不思議ではありませんね。
四季のはっきりした日本ならではの原因も!
また日本ならではの原因も考えられます。日本は四季がはっきりしており、季節ごとにやるべきことが生活にしっかり根付いています。新年にはその年の目標を立て、春には新たな気分で仕事や学業を始め、梅雨の前には衣替えをして、夏はお盆で先祖を懐かしみます。
そのため、秋も深まってくると「いよいよ今年もあとわずか」といった声があちこちで聞こえるようになり、なんとなく「締めくくり」というムードが漂い始めるのです。
でも、実際そのときになると「いやー、今年は頑張ったし目標もバッチリ達成された!」と思える人は少ないようで、「えー、もう一年が終わっちゃうの? まだあれこれやってないことばかりなのに」と不安になったり、「今年中になんとかしなきゃ」と焦った気持ちになったりする人のほうが多いようです。
そのため「親しい人と一緒に楽しく過ごして、この憂鬱な気持ちを吹き飛ばしたい」と思ってしまうのは、ある意味で当然ですよね。
本当は季節や月には関係なく、自分のペースで焦らずにやりたいことをやる、というのが一番心の健康にはいいと思います。でも「秋だから誰かといたい」という気持ちは、恋人や友達づくりにつながるチャンスなのかもしれませんよ。