プロ野球「これでいいのか」朝までナマ改革論(1)かなりの選手が出場機会を失う (2/2ページ)

Asagei Biz

いずれにせよ、セ・パで公平性を保ちたいというのであれば、隔年で両リーグ交互にDH制を採用すればいいのではないですか」

 さらには、DH制導入によって10人目の選手がレギュラーとして出場機会を得ることになれば、選手育成にも影響を及ぼすのではないか。

 しかし、その考え方に、現役時代には日本ハムやヤクルトで活躍した野球解説者の野口寿浩氏は異を唱える。

「仮にセでDH制を敷いたとしても、育成に直結するとは言いがたい現実があります。1軍はシーズンで優勝することが至上命題です。DH制を採用しても、勝利優先で外国人起用が増えるだけでしょう。結果、日本人の若手の出場機会を減らすことになりかねません。選手の育成には勝敗を度外視しなくては成り立たない側面がある。36発の本塁打を放つなどしてブレイクした村上宗隆(19)の成長と引き換えに最下位に陥ったヤクルトがいい例です」

 実際にパでは、ロッテのレアード(32)やソフトバンクのデスパイネ(33)のような外国人強打者が各球団のDHに名を連ねているケースが多い。

 来季から古巣の日本ハムに復帰する小笠原道大ヘッドコーチも、セのDH制導入の弊害に同調する。

「本来は投手の打席で行っていた、代打専門のベテランや、試しに打たせたい若手の起用が難しくなりますね。DH制で起用されるのは、打撃に定評のある選手ばかりです。ケガなどのアクシデントがないかぎり、交代はしないでしょう。シーズン143試合で考えてみると、かなりの選手が出場機会を失うかもしれません」

「プロ野球「これでいいのか」朝までナマ改革論(1)かなりの選手が出場機会を失う」のページです。デイリーニュースオンラインは、デスパイネレアードDH制プロ野球「これでいいのか」朝までナマ改革論野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る