秋も癒しスポット!北鎌倉のあじさい寺「明月院」に紫陽花が多い意外な理由とは?
現在は廃寺?鎌倉の名寺「明月院」
神奈川県のJR北鎌倉駅から徒歩10分ほどの場所に、「あじさい寺」として知られる鎌倉の名寺「明月院」があります。
現在は廃寺となっていますが、元々このお寺は臨済宗建長寺派のお寺で、「平治の乱」で戦死した山内首藤俊通(やまうちすどうとしみち)の菩提を弔う為に息子である経俊(つねとし)によって建立された「明月庵」が元となっています。
明月庵はその後、鎌倉幕府5代執権となった北条時頼が造営した「最明寺」を息子の時宗が「福源山禅興寺」として再興した際に支院の首位とされました。そして禅興寺が明治元年頃に廃寺になった後も、明月庵は「明月院」として残り、現在に至っているのです。
その歴史を物語るように、境内を見渡すと、あちこちに禅寺らしいスポットが見られます。
人気のあじさいを植えた理由は、意外なことだった!?「あじさい寺」と呼ばれる明月院ですが、そもそもこのお寺が「あじさい」で知られるようになったきっかけは何だったのでしょうか?
それは第二次世界大戦後のこと。
お寺の参道に杭を打って整備をしようとしていたのですが、戦後だったこともあり物資不足で杭が足りず、おまけ人手も足りませんでした。そこで杭の代わりに、あじさいが植えられたのです。
ちなみに、数ある花をつける植物の中であじさいが選ばれた理由は「手入れが楽だから」だったのだとか。
あじさいの名寺誕生のきっかけは、意外なことだったのですね。
1年中花が楽しめる!癒しの空間さて、あじさいの見頃の季節は大変混雑するこのお寺ですが、筆者が訪れた11月初旬は参拝客もそれほど多くはなく、癒しスポットをゆったりと散策できます。
あじさいのシーズンには満開の花でいっぱいの参道も、秋にはぽつり、ぽつりと小さなあじさいがあるだけ。
その代わりこの季節には、紅葉やススキ、萩などの秋の草花や、鎌倉市の花である笹竜胆(ささりんどう)などが楽しめます。
冬になれば、椿や梅、ロウバイ、クリスマスローズなどの冬の花も見られるようになります。
また境内には、巨大な石に根を張って成長したという、いわば「ど根性モミジ」も見られます。
季節を問わず、落ち着いた雰囲気と草花に癒されたいあなたは、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
明月院(臨済宗建長寺派)日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan




