反社会的勢力の会合に所属事務所を通さずに参加した、一連の闇営業問題で今年７月に所属事務所から契約を解除された、雨上がり決死隊・宮迫博之（４９）。

　１１月２１日には、宮迫を励ますため、明石家さんま（６４）が主催した激励会「みんなで一緒にオフホワイトからブラックに、そして白紙に戻った男を囲む会」が、東京・六本木の高級ホテル、ザ・リッツ・カールトン東京で行われた。

　さんまはかねてより自身の個人事務所「オフィス事務所」で宮迫を受け入れることを表明しており、来年１月１０日より上演されるさんま主演の舞台『七転抜刀！戸塚宿』で、宮迫が芸能活動を再開するという報道もあったが、１１月２３日放送のラジオ『ヤングタウン土曜日』（ＭＢＳラジオ）の中で、さんまが「（舞台では）復帰しません」と明言。

「舞台、ましてやテレビの復帰はまだ先となりそうですが、激励会には芸人仲間や敏腕テレビマンも集まり、宮迫は芸能界復帰に向けて着々と準備を進めているようです。一方、宮迫と同じく、闇営業問題で所属事務所と揉めている、ロンドンブーツ１号２号の田村亮（４７）については、いまだにその進退が明らかになっていません」（芸能記者）

　７月２０日、宮迫とともに“謝罪会見”を行った亮。

　当時、宮迫は事務所から契約解除を言い渡されていた一方、亮には“謹慎処分”が下されていた。しかし、会見で亮は「公表はされてないですけど、契約解除されていると思ってます」「僕らの会社は何かサインするわけでもないので、個人的には契約解除してもらいたいと思っています」と発言していた。

　放送作家は話す。

「事務所から明確に契約解除を言い渡された宮迫さんに比べると、亮さんの処分は中途半端で曖昧なまま。それが亮さんの復帰への道を複雑にしているとも言えそうです」

■今年１月に収録した年末特番はどうなる!?

　１０月１６日、ｅスポーツ関連のイベントに参加した、相方の田村淳（４５）は、「昨日（１５日）の夜、亮さんの家に飲みに行きました」と切り出し、亮の妻からは「いつも家にいてばかりだから、早く仕事をしてほしい」と言われたと話した。そして、「亮さん自身も“早く仕事をしたい”と言っていました」と明かした。

「亮さんは今も、老人ホームを中心に、振り込め詐欺から身を守る方法などを伝える啓蒙活動を行っているといいます。ただ、１２月３０日には、今年１月に収録済みの年末特番『クイズ☆正解は一年後』（ＴＢＳ系）の放送が控えています。これが、このままだとお蔵入りが濃厚だそうなんです……」（前出の放送作家）

『クイズ☆正解は一年後』は、その年の１月の収録で「今年起こりそうなこと」を予想するクイズに回答し、約１年後となる同年１２月末に答え合わせを行うという異例のクイズ番組。年末の答え合わせパートは生放送で行われ、１月の収録に参加したゲストがスタジオで当時のＶＴＲを視聴しながら進行する。

「２０１３年から続く大人気特番で、ＭＣを淳さんが務め、亮さんも毎年回答者として出演しています。もちろん今年１月分の収録にも亮さんは参加しています。亮チームのキャプテンとしてＦＵＪＩＷＡＲＡの２人と三四郎の小宮浩信とチームを組んで出演します。ですが、彼の出演部分だけカットして放送することは難しい。このまま亮さんの処遇が決まらなければ、１月に収録した映像は永久に表には出てこない、ということになりそうです

　番組のＨＰには、そのまま１２月３０日放送予定とありますが、番組名はそのままに、内容を大きく変更して、トーク形式の番組になるのではとささやかれていますね」（前同）

　そんな折、１１月２７日、ＴＢＳは定例社長会見で宮迫の番組復帰について「ありません」と断言した。亮も宮迫も、自分たちがこのような状況になるとは、１年前には予想だにしていなかっただろう――。