コップのカップにピッグと書いたスタバのバリスタ、警察側が激怒(アメリカ)
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アメリカの警察官には様々な呼び名がある。正式にはポリスオフィサー(police officer)だが、あまりよろしくないニュアンスのコップ(COP)は日本語にすると「サツ」とか「ポリ公」のような言葉だ。
さらには軽蔑的な意味合いを込めてピッグ(PIG:豚)と影で呼ばれることもある。豚のように嗅ぎまわっているとか、いつもドーナツばかり食べているイメージからついたのかもしれない。
直接警察官に言ったら憤慨されること請け合いの失礼なスラングだが、文字にしたって伝わっちゃったらそりゃ怒られるだろう。
アメリカ、オクラホマ州のスターバックスで、警察官のオーダーに対応したバリスタがとんでもないことをやらかした。そのカップに「ピッグ(PIG)」と印字して手渡したのだ。
地元の警察署長がFacebookに写真をシェアしたことで、ニュースとなったこの事態。スターバックス側は、「絶対に容認できないこと」と警察側に謝罪した。
Cop given Starbucks cup with insult
・警察官がバリスタから受け取ったカップのラベルに「豚」の印字
11月28日はアメリカでは感謝祭となっており、家族で集まる人も少なくない一方、祝日勤務に励まなければならない人もいる。その職種には市民の安全を守る警察官も含まれている。
この日、オクラホマ州キーファー警察署に祝日勤務していたひとりの警察官は、同様に勤務に当たっていた緊急通報911の通信司令員を労うため、キーファー郊外にあるグレンプールのスターバックスに出向き、カウンターでコーヒーを5つ注文した。
ところが、手渡されたカップ5つの全てのラベルに、侮辱を示す「豚(Pig)」という言葉が印字されてあったのだ。

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警察官は、そのことを来店中の他の客に指摘されて初めて気付き、この1件を同署のジョニー・オマーラ署長に報告した。
・店のマネジャーからは、求めていた謝罪を得られず
オマーラ署長は、グレンプール店に電話をし、マネジャーにその件を伝えた。
ところがマネジャーは、「店に来てくれれば、正しいラベルのついたカップと差し替える」と言ったのみで、それは署長が求める類の謝罪ではなかった。
店側の対応に心底失望したオマーラ署長は、写真を添えてFacebookにこの1件をシェアし、次のように非難した。
祝日でも家族と離れ、市民の安全のためにパトロールにあたっている警察官の仕事や、警察そのものを侮辱した無礼な対応だ。
この店のスタッフは、高過ぎるコーヒーを注ぐだけじゃなく、このような対応で人となりを露わにしたようだ。不愉快だし、心が折れた。
なお現在、この投稿は削除もしくは移動になっているようだ。

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・スタバ側は謝罪、担当したバリスタは停職処分に
無神経にも、勤務に励む警察官にこのような対応をしたバリスタの件は、SNSがきっかけでニュースでも報じられる事態となった。
これを受けたスターバックスの広報担当者は、「この1件は絶対に容認できない」として、次のような声明文を発表した。
今回の件を深くお詫び申し上げます。弊社は、カップを受け取った警察官本人にも直接謝罪をし、署長とも連絡を取っております。
このような言葉は侮辱であり、全ての法執行当局者にとって不快感を与えるものでしかなく、地域の安全を保つためにたゆまぬ努力をしている警察に対する感謝の念からは、遠くかけ離れた行為であります。
スターバックス側は、調査中のバリスタを停職処分にしたこともオマーラ署長に報告。また、「豚」と故意に印字したバリスタ本人も、カップを受け取った警察官に直接謝罪をしたという。しかし、その行為については「単なるジョークだった」と話したそうだ。
References:UNILADなど / written by Scarlet / edited by parumo